通勤に使うバス停に並ぶ
おれは前から5人目、余裕で席は確保できるポジションだ

この日差しを少しでも避けようと、停留所の僅かな日陰に御老人方が横並びになっていた

まぁいいよそれは
おれよりも先に並んでらっしゃる方々だったしね

おれはいつものようにうだる暑さに耐えつつも縦に並んだ



気付いてみるとどうだろう。驚愕の光景が…

なんと後から後から来たきゃつ等は日陰の御老人に習うよう、横に並びだしやがった

この図がおわかりだろうか?電車では早くバス停に行けるようわざわざめんどくせえ一番前の車両に乗り、早歩きでバス停に向かい、御老人方の気持ちを汲みつつ1人炎天下に5番目に並んだおれの後ろではなく、それを完全に無視して能々とゆっくりくっちゃべりながら来たきゃつ等が、バスに乗り込む時になって「なんだあいつは?割り込みじゃないか」といった態度で5番目に乗り込もうとしたおれの前に、わざと、ブリブリと侵入してくるではないか

数人はまぁよしとしたが、デブのメガネ野郎が、汗だくの野郎がおれに当たって前に入ってきたとき




おれの中の大人になったはずのタイガーが彷徨したのだ















デブは今頃粉々になったレンズ片を拾い集め、滴り落ちてくる汗と血を拭っているだろう
書きたくなったから書きます。知る人ぞ知るアイツが帰ってきた
適当に感想くださいませ








やっとありつけた娑婆での仕事も1ヶ月でクビになった。ただ椅子にふんぞり返ってつべこべ能書きばかり垂れる支配人を病院送りにしてしまったから。まだ日銭を稼ぐ日々が続きそうだ。

アニと連絡が取れなくなって1年になる。某暴力団組員だったおれとアニはある陰謀に巻き込まれ、裏切られ、死にかけた。おれがどうやって助かったのかはわからない。目覚めると見知らぬ天井があって、よく知るアニはいなくなっていた。

傷は癒えた。でも、ずっと心は痛んだままだ。世話になった人たちは、気付けばすべて敵になっていた。味方と呼べるのはアニだけだが、彼は一緒にはいてくれなかった。

とにかく金が必要だった。情報のためにも、復讐のためにも。戸籍は消されていたため、結局裏の世界で生きるしか道はない。裏の世界で生きてきたおれが、裏の世界に切られ、また裏へ。

「LIFE IS IRONY THING」

アニの胸にあったオールドイングリッシュ体のタトゥーを思い出す。
3連休もらた

20日か21日は海に行きたい



そう思いませんか