「私が今大会の彼女の演技を見て感じたのは、どんなプログラムでも作る表情が毎回同じなんだなということ。」


こんなことがMURMUR別館という人気ブログに書かれていました。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。嫌いな選手がすることには全てダメ出しなんですね。

たしかに彼女のキャラは”いわゆる”クラスの嫌われ者です。こんなクラスメイトは必ずいじめられます。彼女が韓国人かどうかは問題ではなく。




しかし、どんなスポーツにおいても世界の頂点に立つ選手は”ただもの”ではありません。それは競技だけではなく人間としてもです。まずは人間として完成していなければ競技で頂点には立てないでしょう。キム選手も例外ではなく、心身ともに研ぎ澄ましてきたからこそ世界のトップに辿り着くことができたのだと思います。

誰しも嫌いな選手というのはいるものですが、人間性まで否定してはいけません。私はキム選手がいてこその女子フィギュアスケートであると思いますし、ソチ五輪に向かってこれからも活躍してほしいと願っています。


女子フィギュアスケート~氷上のビーナス-涙

            いったいなんやねん?



キムヨナがフリーで出した芸術点(66.87)は出場者24人の中で最高だった。安藤の芸術点が64.46点だったので、これを2.41点も上回っている。演技中に2度も大きなミスをしていながらもこのキムヨナの芸術点の高さは背筋が寒くなるほどだ。彼女の演技はもはやスケートを超えていて、まるで「白鳥の湖」...そうバレエを見ている感覚に陥ってしまう。




ところでヨナが表彰台で見せたあの大粒の涙、いろんなことを想像してしまいます。1年ぶりの大舞台で感極まったのか、それともミスをしてしまったことへの悔し涙か。たしかに五輪女王にとって銀メダルはほとんど意味のないものかもしれません。




その後キム選手は、大会賞金の全て(2万7000ドル)を東日本大震災で被災した子どもたちに送ることを表明しています。
キムヨナにはバンクーバーオリンピック以降のブランクはまったく関係なかったようです。日本時間で昨夜行われた世界フィギュア選手権大会(モスクワ)女子ショートプログラムは韓国の妹キムヨナにとってなんと1年以上ぶりの大会でした。

たしかに最初のジャンプでは緊張のせいかちょっとしたミスがありましたが、それからはノーミスで彼女らしい妖艶な演技をこれでもかと見せてくれました。そしてみごと1位獲得。その瞬間は見ていて背中がゾッとするくらい感動しました。「完璧じゃなくて残念だけど1位でうれしいです」とコメントしていましたが、その表情はすがすがしいものでした。



最初出だしで失敗してしまったのは3回転ルッツから3回転トーループの2連続ジャンプの予定でした。しかしこれを3回転ルッツの単発で飛んでしまったものの、2回転トーループを追加してそのミスをカバーしたのは圧巻でした。それからあとはもうキムヨナのオンステージというか名曲「ジゼル」のメロディーにのってほれぼれする演技でショートプログラム終えました。
3月31日に書いた記事はすごい反響を呼んでしまいました。



浅田真央選手とキムヨナ選手



ネットの中での大論争が、いかほどのものか窺いしれるというものです。



テレビや雑誌しか見ない人たちは完全に置いてけぼり状態ではありませんか。









ネットの住人、これについては改めて記事を書こうと思います。









で、アクセス数が半端じゃないです。 コメントが少ないのは承認制にしているからだと思います。



でなかったら大変でした。 そのほとんどはクレームでしたので(汗)。



ちなみに全て承認しておきましたよ。








あの記事では「真央ちゃん」と書いていましたが、今回はちゃんと(ダジャレじゃなくて)真央選手と書いてます。



「ちゃん」呼びするのは失礼だということでしたので。 いやいやウカツでした。








中には「真意が透けて見える」というコメントもいただきましたが...


これは鋭い。 ドキッとしました。


私があの記事を書いた”真意”を見抜くとは。



















この際、正直に申します。 私は、


女子フィギュアスケートが「スポーツ」ではなく「芸術」に分野を移すことを願っています。



そのときこそ、大いに、朝まで、とことん、真央選手とヨナ選手の芸術性について語ろうではありませんか。







「何も知らないくせに」というお叱りもありました。 しかし、敢えて言います。



トリプル・アクセルは、芸術という観点ではいただけません。



ジャンプに入る前に大きく体が沈みこむからです。



そこでそれまでの美しい流れが途切れてしまいます。



スポーツ競技としての女子フィギュア、芸術としての女子フィギュア。



両立させるのは無理があるのです。 技の難易度が上がれば上がるほど。



4回転? とんでもありません。 芸術的観点においては明らかにマイナス評価です。














MURMUR別館の管理人さん、コメントいただき感謝です。 お気遣い、誠に有難うございます。



今回の私の記事も、もしかして不愉快かもしれません。



しかし、正直な気持ちを伝えるのが礼儀だと考えました。







$そこまで言って委員会 by はらつよし-キムヨナ


これは私がキムヨナの演技にインスパイアされて描いたものです。



バンクーバー五輪のエキシビション、その演技を見て。



あのときのキムヨナは美しかった。 少なからぬ私の絵心が居ても立ってもいられなくなったほどに。



それは紛れもない事実。 認めてあげるべきだと思います。



昨今問題となっている審判買収疑惑を抜きにして。 













これからの浅田選手が私はとても楽しみでなりません。



トリプルアクセルについて否定的なこと書きましたが、もしかしたら、完全に、演技に溶け込ませてくるかもしれません。



そのときは謝ります「ごめんなさい」と。



真央選手の演技にインスパイアされる日、待っています。

浅田真央 vs. キムヨナ


本人たちを置き去りにして、場外乱闘が繰り広げられている。


日本人 vs. 韓国人ではない。


同じ日本人どうしでである。








愛国心から同じ日本人として真央ちゃんの演技を全面肯定するのはごく自然なこと。


しかし、一部には辛口派も存在する。


バンクーバー五輪後は全マスメディアが真央ちゃんの演技に厳しかったのだが。







青嶋ひろの氏は真央ちゃん叩きの旗頭。


これに激しく噛みついているのがMURMURの管理人。






この二人の攻防は見ていて気分が悪くなる。


どっちもどっちだ。














そもそもフィギュアスケートは「スポーツ」カテゴリーのはず。


芸術点が論争のタネのようだが、互いの表現力についてこんな熱い議論をされても全くピンとこない。


しかし実際に真央選手とヨナ選手の間には圧倒的な芸術点の差があるから問題なのだろう。


そしてその差をもって勝敗が決まるから問題なのだろう。







先日の世界選手権で金メダルを取ってみせたにもかかわらず絶えない真央ちゃん批評。


回転技は上手いが機械的でメリハリのない演技?






真央ちゃん大応援団にとっては許し難い気持ちはわかる。


しかし、そんな批評は放っておけばいい。


これに食ってかかって「真央ちゃん演技の芸術性が理解できんか」と返すのはバカげている。
















どうしても芸術性うんぬんを譲れないならば、


フィギュアスケートのカテゴリーが「芸術」に移ってから議論してほしい。














そういえば、真央ちゃん。


バレエの先生を自宅に呼んで個人レッスンを受けるらしい。





まだあどけない表情の真央ちゃん。


場外乱闘など知らない風にみえる真央ちゃん。


辛口批評はちゃんと聞こえているのかな。