タイトルのとおりでネタバレ少しあり。映画でどんな描かれ方するのかは興味ある。私が読み込んだところ、この小説の出色な点は映像に向いていないと思う。ヒロインの失踪と、その足取り追求。ヒロインの人間的成長と、恋愛の純化などストーリーは映画向きかもしれないが、ヒロインの高齢処女たる葛藤や、地方の結婚感。結婚相談を巡る、ロマンスとは程遠い結婚とその幸福など、私か身につまされ読み込んだ点は、果たして描かれるのか?映画化ということは原作は人気であり、これから読む人も増えるだろう。読み方は人それぞれだろうが、ヒロインの真美は、婚活から入って、相当色々経て、最後は大恋愛に至る。
 私も非モテが極まったところで、やっと結婚したのだが、天啓なのか恋愛であった。異性ながらヒロインに感情移入したのは、そういう経験からだろう。