東京都が公営のマッチングアプリを始めるらしい、化対策とか。全く成果は上がらないだろう。理由は下の記事を借りる。
https://comemo.nikkei.com/n/nf74a38b7c1f7
 

 コロナ禍で出会えたかも知れない2人が出会えない期間が3年以上あった。ここで出会えてないのは恋愛弱者である。強者は大丈夫。それどころか、恋愛強者男性が無双し、弱者女性をつまみ食いし、真面目な女性登録者は退会する、など噂を聞く。過去の自分のような弱者がスマホ画面を通じてどうかできるとは思えない。噂が本当なら婚活サイトも登録者減、公営で公金を得ようとしていると、見るべき。
 コロナを振り返り頭にきていたが、小休止。
 タイトルについて考える。度々いうがアンケートの取り方によっては、初体験の平均が20そこそこになる。その反面、性体験のない30台が3割というデータもある。人生相談で「個人差ありますよ」といわれ納得できるの何歳まで?

 あくまで私の場合なら、30オーバー処女は全然Okかつ、初めてで嬉しい、と思える。高齢処女の方、気にしないで自分を大切にね、が本音だが、はたして彼女いない歴30でソープで卒業した私の意見など意味ないでしょう。


 久々、引用しますが辻村深月『傲慢と善良』で、主人公、真美が架と、めでたく婚前初夜を迎えるシーンは象徴的で、男女の違いこそあれ、私は涙をこぼしてしまった。

 真美33歳、初めてであると告白して顔を覆って泣き崩れてしまう。20歳くらいで怖くて痛くてではない。様々な感情あれど、最大のものか羞恥と屈辱なのである。

 一方、恋愛強者架は、ちゃんとマグワイを成立させ、愛でたく真美は女になった、とはいかない。ネタバレは避けるが、真美にはハッピーエンドにはならず事件がおこる、、、

 少なくとも私は感じた。無事結婚して、かつての童貞時代を忘れることすらある。良かった俺幸せ、、だが何か、心に穴があいたまま。なんだろう、妻が昔の恋バナ聞かせろ、といわれても何もない。何もないから誤魔化したりする。風俗の体験は語れる。辛かったが妻と出会えて幸せだなーとなりきらない部分。

 きっと、そこに至るまで傷つきすぎて、一回の幸せで回復仕切れないのではと思う。

 主人公真美の涙とその後は、そういう意味かなと私は読んだ。