入試シーズンで、色々な記事がUPされてつい読んでしまう。
 年中行事のように
   女子の進学率が男子より低い
   理系に進学させて貰えない女子
   女子率低い有名大学の工学部
などの記事が出る、
 その論調、結論はほぼ正論である。
 しかし、ある一定のバイアスがかかっている違和感はなくもない。それは


 ピラミッドの頂上付近の話
 男女関係ない社会的問題
 文系を選ぶ者に対する蔑視


という無意識の偏向はないか、ということ。 
 めちゃくちゃ優秀なリケジョが頑固親父に通える文系学部にせよ、
と強要されるのは確かに問題だが


しかし


 狭い知見で体験した例として

①理系大学目指したが、高校在学中に能力に限界を感じて、大学は文系に進学した

②偏差値からして近隣に適当な大学が少なく、止むなく滑り止めは文系大学にした

③理系を目指したが大学院までの学費捻出出来ず、文系に進学した

④理想はともかく、偏差値からあまりいい大学へ行けず、文系に進学することにした


 これらの例は真ん中レベルより下でザラに発生する事案である

男女差は関係ない。親の年収が上がらない現状からして私立理系に進学することは、リスクが多い。選択肢が狭まり、高い学費を6年分捻出するのはどの家庭でも可能な選択肢ではない。地元国立に行けない場合、の私立も選択肢が狭く、一人暮らしマストの地方大学になる。同じ一人暮らしでも、学費と6年がのしかかる。結果①から④までの減少が起きたとき

  女子蔑視だー

  まあ、裕福でもないし、偏差値50くらいだし、やむを得ない

に、判断が分かれてしまいがちである。


 さらに働くとなれば、

    研究職で地方の職場で白衣で勤務

 より

    丸の内オフィス街で働きてー

 というのはバブル期の男子でもあった話である。

 工学部出て営業、企画などに前向きに就職する者は一定数いる。なにしろ頭が良くていい大学出るなら、それの活用形は様々なはず。これが


  ジェンダーバイアスで女子に研究職少ない。女子枠を作れー

 になってしまう。


 さらにいうと、公務員行政系、警察官、消防官などで、意外な比率で理系卒の人が働いている。それも、国立やMARCHレベルも結構いる。理系だけに院卒もいる。筆者は文系なので理解できないが。

 

    頭が理系でもエンジニアやSEなどが性に合わ    ない、

    勤めたらブラックだった。

    収入に納得できない。

    地元に残る。

理由は色々あるが、皆さんきっちり仕事をされてる。

 

 あの懐かしい民主党政権は東大卒首相以下主要閣僚が軒並み理系で、新時代を予感させたもんである。(評価は別として)


 Sクラスの理系学歴がありながら、作家や評論で活躍する人もいる。

 繰り返すが、勉強で培った能力や学歴をどう使おうが自由である。三浦瑠璃氏が東大農学出て、技術職についてないことをジェンダーバイアスでガラスの天井がー

 という人はいない。

 また、理系の場合、能力のピークが若年で来てしまうこともリアルな現実であり、進学、就職の時点で方向性を変更する要素になろう。


 現代日本でも「女に理系、高学歴なんかいらねー」どいう親父がどこかにいることを否定しない。しかし親父の本音として(何とかしてやりたいが金がー)が隠れているのだろう。経済事情に男女はない。さかし記事では

  女子の四大進学率は男子より少ない、だから日本はダメだ

 の論調になる。この手の数字、短大迄入れると常に女子の方が上なのだ。つまり高卒で終わるのは男子が多いのだが、識者はこの点に触れることはない。数字を恣意的に使いすぎである。


 問題は、女性蔑視的問題だけ取り上げ、本当の問題点が隠れてしまうことだ。

 またてっぺんのレベルだけでなく、ボリュームゾーンである、中間偏差値や、家庭経済力こそ注目すべきではないか。

 理系で学歴を重ねる上でのハンデは経済力と知能の影響を受けすぎること。理系大学大学院いって公務員行政系で働くと

   もったいない

 と思うのは投入される教育費、勉強した量を鑑みるからである。てっぺんの人はともかく中間以下で本人又は親が合理的判断、又は経済的断念する例は多いはず。性別などあったとしても僅かだ。

 取り払うのはジェンダー差ではなく、中間層が子供を安心して大学いける経済格差こそ問題である。それと敬遠されてしまうブラックな環境の改善である。外科医になる女医が少ないのは差別ではないのである。


 それとオールドメディア。偏向した評論ばかり取り上げるな。