今から小説風にある女の悲劇の話を書きたいと思う。
ある日、私は憂鬱な気分で朝を迎えた。
こんな憂鬱さは久しぶりだった。
そう、今日から学校が始まるのだ。
「よし、今日から頑張ろう!」
そう自分に言い聞かせ、忘れかけていたいつもの準備にとりかかる。
今日はあいにくの雨。
気分は晴れない。
だが根が真面目な性格の私は、引きこもりたい気持ちを抑え、駅へ向かうのだった。
電車の中案の定睡魔に襲われた私は、抵抗することなく、眠りに落ちた。
次は~国分寺~国分寺~
私は目を覚まし、重い腰をあげ、電車を降りた。
そして学校。
今日はやけに人が少ない。
「まあ、2期に1限の授業を取る人なんて少ないのだろう。」
私はそう思った。
1限の授業は英語。必修科目だった。
少し遠い教室に向かう。
掃除のおばさんが挨拶をしてくれた。
私も挨拶をした。
「…あれ、15分前なのに教室が暗い。」
いつもはこの時間には教室は空いていて、すでに先生がいることもあった。
「先生が遅刻か。珍しいな。みんなもまだ夏休み気分なのかな。まったく。」
そう解釈した私はトイレで時間を潰すことに。
5分前になったので、再び教室を覗く。
が、相変わらず変化はない。
「もしかして…」
嫌な予感がした。
急いで友達に電話をした。
「今日英語休講なの?」
「え?学校は明日からだけど?実は私もよく分からなくてさー。でも今朝mixi見たらみんな明日からって言ってたし。」
「………!!!?」
それはそれは凄まじい衝撃だった。
背後からおもいきり頭を鈍器で殴られたような、そんな衝撃が、体中をめぐった。
思えば道を歩いている時点で人が少ないことに不安を感じていたのだ。
どうしてここまで気づかなかったのか。
その答えは2つあった。
1つは、掃除のおばさんがいたこと。学校が休みの日の朝っぱらから掃除をしているなんて到底思わない。それに挨拶だってしてくれた!←これは関係ない
2つめは、昨日友達と朝の待ち合わせの件でメールをしたこと。結局友達は「明日は授業ないから」というので、一人で行くことになったのだが。
そしてもう一人メールをしていた友達も「また明日」といってメールを切っていた。
だがしかし、あれは厳密にいえば0時を回っていたのでその「明日」とは今日のことではなく本当の「明日」だったのだ。
このことが私を洗脳し、今日は学校だと信じこんでいたのだった。
普通に無駄足。
これは夏休みにだらけきっていた私への戒めなのか。
そんなことを考えながらまた家へと引き返すのであった。

