なぜ、このような結末になってしまったのか。
あれほど、松尾先生のところで建てられると、よろこび、
人生の絶頂期のようなハイテンションな日々だったのに…。
ここで、もう一度設計事務所で注文住宅を建てる際の
お金の流れをふりかえってみます。
松尾設計室 ㊳ のところでも書いたように、
当然ですが、設計事務所には設計料を支払います。
そして本体工事をしてもらうところには、
本体工事費用を支払います。
今回は、どうもこのお金を見誤っていた節があります。
松尾設計室さんは、あくまでも設計だけで、
本体工事は工務店に下請けに依頼します。
大阪で建てる場合は
松尾先生が大阪で最も信頼を寄せている
東大阪市の「Job」という工務店に
建築は任せます。
もちろん見積もりもこのJobさんから出されます。
松尾先生も、ここがこれほど高い金額を
出してくるとは思っていなかったと思われます。
(実際、後日そのようなことを、先生自ら
おっしゃってました)
では、このJobさんが不当に高い見積もりを出してきたのか
というと、決してそんなことはないように思えます。
ハウスメーカーの場合ペラ1の見積もりか、
あっても数ページのものに対して
このJobさん、ネジくぎ1本の値段とはいいませんが、
全部で50ページにおよぶ
非常に細かい見積もりを出されてきまして、
決してぼったくるような会社ではないと思います。
窓ガラスの明細ですが、1枚1枚仕様と値段まできっちり出されています。
ここら辺も、今まで比べて値段が少しだけあがっているそうですが、
やはり人件費のところが大きく値上がりしているようです。
このコロナのために、ステイホーム時間、リモートワークの時間が増えて、
住宅の新築、改築などに対する需要が大きく伸びているそうです。
そのため、供給不足となり、大工さん、職人さんに支払うお金は
自然と値上がっていく構造になっていると思われます。
コロナめ!