「Ｏｎｌｙ Ｈｕｍａｎ」などのヒットで知られる韓国出身の歌手Ｋ（２６）が、母国の徴兵制度のため、１１月いっぱいで活動を休止することが２０日、分かった。２年の兵役期間を終えた後は再び日本での活動を再開する。
Ｋはソウルから単身来日し、２００５年３月にデビューした実力派歌手。韓国の徴兵制では、男性は３０歳までに軍に入ることが義務づけられており、１１月に２７歳の誕生日を迎えるＫにとってタイムリミットが迫っていた。
すべての曲を日本語で歌い、テレビのバラエティー番組でジョークも飛ばせるほど日本に慣れ親しんできただけに、今回の活動休止にＫは複雑な思いを隠せない。関係者には「光栄なことだけど、軍隊（に入隊して）で歌えなくなるのがつらい」と語っているという。
１０月２７日には休止前最後のシングル「ｄｅａｒ…」を発売する。５年前の自分に問い掛けるような歌詞で、ファンやスタッフへの感謝の気持ちを込めたという。さらに、曲の最後には、デビュー以来初めて韓国語で「また戻ってくるよ…」というささやきを収録。ファンに再会を約束している。
１１月３０日には日本武道館でコンサートを予定しており、このステージでファンに別れを告げることになる。兵役期間は所属により異なるが、２年から２年３か月の予定だ。
韓国の兵役は３０歳までの年齢制限があることから、人気絶頂のスターが入隊するケースが多い。最近では日本でも人気のイ・ドンゴン（３０）が６月に入隊。また、歌手のピ（ＲＡＩＮ＝２８）は今月２８日に入隊予定だったが、仕事上の理由で入隊延期申請書を提出。当局がこれを認めた。
また、兵役逃れが問題になるケースも多く、０４年には人気俳優ソン・スンホン（３３）に不正が発覚、バッシングを受けた。
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