米大ヒットドラマ「HEROES/ヒーローズ」で不動のレギュラーを獲得し、「ヤッター!」の名ゼリフを流行語にさせた日本人俳優のマシ・オカ(35)。ファイナルシーズンを迎えたドラマともども、今後の展開が気になるところ。来日したマシ・オカを直撃したところ、“吉本興業入り”についても熱く語った。
6歳で渡米するや、天才児としてタイム誌の表紙を飾ったマシ・オカは、IQが189とも。
名門ブラウン大学卒業後は、ジョージ・ルーカスが設立した特殊効果スタジオILMの研究開発部門に就職。そして売れっ子俳優となった。
「ヒーローズ」では予知能力を持つヒロ・ナカムラ役を演じてきた。
それは、人生を一変させるに十分な出来事だったという。
「初めて作品が放送された次の日。パパラッチはもちろんのこと、人の目にさらされ、外に出るのすら難しい状況でした。プライバシーはまったくなかったですね」
最近は少し落ち着いてきたというが、2カ月前、街中を歩いていたときのことだ。ファンの方とガラス越しに目が合ったと思った瞬間、全力疾走で追いかけられたという。「肩を思い切りつかまれた。何かされると固まっていたら、写真を撮ってくれって(笑)。正直、かなり怖かった。僕が女性だったら、確実に悲鳴を上げていました」
アメリカだけでなく、世界各国で人気だが、常にチャレンジを忘れない。その1つが、吉本興業とのアドバイザリー契約だ。吉本が主催する沖縄国際映画祭に招待されたのがきっかけだったという。
「芸人になったわけではなく、僕の仕事は、日本のコンテンツを世界に羽ばたかせるにはどうすればいいのかを考えること。たとえば、日本とアメリカのクリエイターを交ぜるだけでも化学反応が起き、面白い企画ができるはず。結局、日本で人気のものをアメリカで売ればいいという、今のビジネスモデルでは限界があるんです。だからこそ、僕が両方の文化の掛橋となり、コミュニケーションのパイプラインを開けたままにしたい」
映画やドラマのプロデュースも手がけているだけに、クリエイティブな面での活動に意欲を燃やす。
「最終的には監督をやりたい。アメリカよりも日本で」と目を細めた。
実は、お笑いも大好きで、ナインティナインが若手の頃からの大ファンとしても知られている。昨年は、ナイナイが司会を務める「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)に「出たい」という理由だけで来日したことも。それだけに、岡村隆史(40)の休養も“社内”の人間として心配しているに違いない。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20100728/enn1007281630012-n2.htm
TVシリーズ「HEROES/ヒーローズ」で知られる米俳優マシ・オカが吉本興業とアドバイザリー契約