harajuku-matisse-1942のブログ

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埼玉西南部マンション交流会(2016.9~)とNPO法人マンション談話室ウィン・ウィンとの共催で「マンション未来学」というイベントを計画しています。

 

今の社会は、「絆」とか「連帯」とか「コラボ」や「共生社会」などの言葉が使われるほどにはそれが進まないで、むしろ「断絶」が深まっているように見えます。

 

未来のマンションの話というと、とかく悲観的な方向に向かうことが多いのですが、悲観的に過ぎず、楽観的に過ぎず、現状を少しづつ改善してゆけば到達することが出来る目標を設定します。

そして、そこに向けた道筋をみんなで提案することが出来ればと願っています。

 

いずれにしても、これまでありがちだった管理会社を変えたいとか、不適切コンサルにだまされたくないとか、工事の品質が悪くてタイルの浮きがあちこちで発生しているので分譲会社や施工会社を告訴したいとかの課題をいったんわきに置いて、例えば、「世代間の交流が進む地域社会をつくる」とか「一人暮らしの高齢者を地域共生社会で見守る」とか「いくつかのマンションが連携してまちづくりの施策を行政に提言する」とか「国連の2015~2030の15年間の開発計画“SDGs”にそって、地球を視野に入れたまちづくりに取り組む」などのいわば、jumpingしたというか、一歩前に踏み込んだというか、まあそんな明日を見つめたテーマで話し合う時間を用意したいと思います。

 

「血液型論」というか、血液型と性格の関係性の話が好きな人が特に女性に多いように感じていますが、「世代論」というか、世代区分とその世代のライフスタイルとの関係性の話は批判的にならずに余裕を持って観察する限りは有意義ではないでしょうか?

互いに他世代の考え方や嗜好性がわかるようになるとすれば、それは世代間交流を進める上で好ましいことに違いありません。

 

伊藤忠ファッションシステム株式会社ナレッジ室「ifs生活者の気分+オリジナル世代区分ハンドブック」(2017年3月。)は、ファッション・カルチャーに注目して、20歳から80歳までの生活者を10世代に分類し、ファッションの嗜好性と生活者としての価値観や消費行動の特徴を整理しています。

 

大変興味深い美しい図版が含まれているのですが、著作権が設定されていますので転写できません。

青山の伊藤忠ビル17階の「ifsライブラリー」に展示されているそうです。

ちなみに「団塊世代(現67~70歳)」の基本価値観は、「同世代や時代に遅れたくないという横並び意識が強い。アメリカの文化・ライフスタイルに影響を受ける。」消費性向は、「消費は美徳、新しさを善と捉え、消費によって暮らしを進化。新機能、高機能、高性能を備えた新商品へと積極的に買い替える。」

DC洗礼世代(現60歳~66歳)の次の「ハナコ世代(現54歳~59歳)の基本価値観は、「バブル景気の申し子であり、女性は男女雇用機会均等法第一世代。上昇志向が強く、これまでの世代とは異なるライフスタイルを切り開いてきたという自負を持つ。」消費性向は、「消費は自分を高める手段。年齢とともにモノ・コトをランクアップしていく感覚を持つ。ミーハー志向も強く、話題性も重視。」

 

ともかく、世代間の交流を進めるに当たっては、このような資料をきっかけにしながら、消費行動や価値観といったものから、問題意識や論理展開などに広げてゆき、認識の共有を図ることができれば、質の高い情報・知恵となるかも知れません。