月 月ひとり涙は誰ためのもの
上り月 上り月きみ黒髪を洗う頃
盆の月 じんじろげ年を重ねて盆の月
二日月 きみの小指よりも細き二日月
眉月 眉月やどの言葉信じればいい
三日月 三日目やことに優しき人の妻
弓張月 弓張の月の夜恋を射止めたり
夕月夜 いつまでもあなたの傍に夕月夜
名月 きみ何処名月を見に行ったまま
無月 月のなき夜は無月の月なりし
雨月 野仏の苔濃ゆくなる雨月なか
十六夜 十六夜やためらいがちな頬の紅
(いざよゐ)
立待月 立待月恋失うときはたちまちに
十七夜 十七夜大人になりつつ吾子の笑み
居待月 群青の黒へとかわる居待月
更待月 星をみてをきみ見てから更待月
寝待月 年の差を気にしてばかり寝待月
十八夜 十八夜住み慣れた家あとにして
有明月 有明の月まだきみはここにいる
十三夜 逢いにゆく約束をした十三夜


