プロ野球は20日に開幕予定だったがコロナウイルスのおかげで当然のごとく延期に。4月10日以降の開幕を目指すとのことだが、それ以降になる可能性もある。そうなると日程の組み直しを迫られるわけだが、CSが今年は行われない可能性も出てきた。
CS(クライマックスシリーズ)は04年にパ・リーグで行われ、07年にはセでも導入された。
07年、巨人は中日、阪神との壮絶なデッドヒートを制してリーグ優勝したにも関わらず、CSで1勝もできずに完敗。ナベツネが激怒したとかで優勝旅行がなしになった苦い過去がある(それ以外にも14年に1勝もできずに敗退)。
07年のリーグ優勝を東京ドームの現地で見ていた私は、日本シリーズに行けない現実を受け入れるのに、かなりの時間を要した。というより、今でも納得していない部分もある。
西武も2年連続でリーグ優勝しながら、いずれもCSでソフトバンクに敗退。
逆にソフトバンクは3年連続日本一というこれ以上ない成績を残しながら2年連続でリーグ優勝していない、という摩訶不思議現象が起きてしまっている。
ファンの間でも何かと賛否が多いCSだが以前の私は超がつくほど否定派だった。
特に2013年なんかは2位と12.5ゲーム差をつけていたので、「やる意味あんのか?」と激怒したものだ。
でもこの制度のおかげで、仮に優勝争いは早々に決まっても、多くのチームが可能性を感じて試合をすることができるから、興行的には理にかなっているという風に考えが変わりつつある。現に昨年のセの5位に終わった中日も139試合目までAクラス入りの可能性を残した。いわゆる「消化試合」が減ったのである。これは観客動員にも影響はあったはずだ。
CS反対派は巨人や西武など過去にこの制度で煮え湯を飲まされたファンの人に多いと思うが、CSはリーグ優勝したチーム優位ではある。第2ステージは全試合を自分たちのホームで試合ができるし、1勝のアドバンテージもあるからね。第1ステージを戦う間、試合がないので試合勘が鈍るハンディはあるものの、そこはプロとして調整しないと。
3位から日本シリーズへ進出という例もあることはあるけど、確率は低い(それだけに10年のロッテの日本一は素晴らしい)。そう考えると、07年と14年の巨人も、昨年の西武も弱いから負けたんだと思う(実際、14年の巨人はリーグ優勝したのが不思議なほど弱かった)。
だからCSという制度は「仕方ないかなあ。興行的には」って感じになってきた。
もちろん、10ゲーム以上差がついたらアドバンテージを2勝にするとか、若干の改善は必要かもしれないけど、制度自体の廃止は無理がある。
ただもし94年にこの制度があったら…
「10・8」が伝説の試合にはならなかっただろうなあ。