ビジネスメールと難読漢字 | めざせ!恥をかかないビジネスメール

ビジネスメールと難読漢字

◆ 9月25日(土) ◆
めざせ!恥をかかないビジネスメール 公開講座のご案内
 2010年9月25日(土) 13:30~ビジネスメール公開講座を開催します
 詳細はこちらから

東京神社庁という宗教法人が毎月出している格言、「生命の言葉」。

今月の言葉は、
「多忙とは怠け者の遁辞である。今日なすべきことを今日しなかったら、明日は必ず多忙である。」
徳富蘇峰という方の名言だそうです

◆遁辞(とんじ)=言い訳、言い逃れ


さて、わたしはビジネスメールマナーの講師ですから、神社庁とか格言とかに触れようということではなく、この「遁辞」という、恥ずかしながら今まで見たことも聞いたこともなかった漢字について思うところを書いてみたいと思います。

パソコンで「とんじ」と入力して変換してみますと、ちゃんと「遁辞」という漢字が出てきます。
2010年、文科省文化審議会は、常用漢字に196文字を追加しました。 この追加はパソコンの普及も大きく影響しているようです。

書けないけれど、読めるという漢字はここ数年で飛躍的に多くなったのではないでしょうか。

しかし、ビジネスメールにおいて、変換されるからその漢字はOKかというと、わたしはちょっと違うかなと思います。

時間をかけずに書いてある内容が正確に理解できること。

仕事でメールを使う基本中の基本です。 いきなり「遁辞」などという言葉が出てきたら「え、なにこれ?」っていうことになりますよね。

読み手がつまずかない言葉を選ぶこと。 それは相手への気遣いという意味でもあり、仕事をスムーズに進めるテクニックの一つでもあります。