不快な敬称 | めざせ!恥をかかないビジネスメール

不快な敬称

ビジネスメールマナー講師の原です。

近頃、にわかに取り沙汰されている不快な敬語や敬称。
敬語や敬称は、最も難解な日本語の一つですが、ビジネスにおいては避けて通れないスキルでもあります。



先日、雑誌の取材を受けることになり、某出版社さまより、記者さま、カメラマンさまにご訪問いただきました。

さすがはプロフェッショナルなライターさま。
お美しいだけでなく、とても頭の回転がよくていらっしゃる。




いかがですか? この文章。
緊張のあまりか、身分不相応と思っているのか、敬意をはらわなければという思いが強すぎるのか、はたまたどう表現してよいのかわからないのか・・・

これでは「敬意」というより、ちょっと小バカにしているという印象を受けませんか?

いくら敬意を表したいからと言って「さま」の乱発乱用はいけません。
ここで、出版社、記者、カメラマンのすべてから、「さま」をはずしてみましたが、ていねいではないと感じますか?



先日、雑誌の取材を受けることになり、某出版社より、記者とカメラマンが当社を訪問くださいました。

さすがはプロフェッショナルなライター。
お美しいだけでなく、とても頭の回転がよくていらっしゃる。




文章もすっきりし、妙な違和感もなくなったと思いますが、いかがでしょうか。

敬語や敬称の使いすぎは、「敬語に慣れていない」「稚拙」「逆に不快」な印象を与えかねません。
過剰な敬称はやめましょう。