※38週2日でお空に送った赤ちゃんの、死産の記録です。妊婦さんや辛いと思う方はご覧にならないようにご注意ください。



妊娠周期38週1日
22:00

先生が超音波の機械を持ってやってくる。
私のお腹に機器をあて、赤ちゃんの心臓を確認する。


「お母さん、見てのとおり、赤ちゃんの心臓がもう止まっちゃってるんだよね」


妊婦検診のときに何度もみてきた、あの心臓のトクトクとした動きは全く見えず、エコー写真のような静止画な映像がわたしの目の前に映し出された。

「でも、おかしいな。こんな出血があるなら胎盤剥離の可能性が大きいけど、お腹がブヨブヨしてるんだよ。胎盤剥離ならカッチカチのはずなんだよ、、。何で止まったんだ、、。何があったんだ、、。」

先生が不思議そうにわたしのお腹を何度も何度も確認する。

「いつから胎動感じてないの?最後に感じたのはいつ?」

と聞かれ、そう言われれば、昨日の夜はいつものように痛いくらい元気だったのは記憶がある。
思い返してみると朝から静かで動いていた記憶がみつからない。

でもいつも朝や日中は大人しいし、赤ちゃんが降りてきてるから胎動を感じにくくなってるんだ、そう思って特に気にしてなかった。。

だって、元気すぎるほど元気で、何も問題がなかった赤ちゃん。あとは出てくるのを待つだけだった。
何もかも順調だった。何も心配なんかしてなかった。元気に産まれてくることが当たり前だと思ってた。

この瞬間まで。

でも、目の前に映し出された光景は全く予想もしてなかったドラマのような光景。

「何それ?原因がわかれば赤ちゃんは助かるの?胎盤剥離ってわかれば、赤ちゃんは助かるの?」
そう問いかけたかった。

ただ、原因はどうであれ、赤ちゃんの心臓が止まってる現実は変わらない。意を決して先生に改めて確認する。


「もう、赤ちゃんは助からないんですよね?」


その時は怖いくらい落ち着いて、現実を受け止めようとする自分がいた。