過去問と模試は、似ているようで全くの別物です。


その違いを知っているだけで、自分がどのように模試を解き、いつ過去問を解いたらいいのかが見えてきます。



何が違うのかって?



まず、当たり前ですが、作っている人が違います。

作っている人が別人なので、出題者の問いたいポイントがズレている可能性があります。



次に、作成の意図がそもそも根本的に違います。

本試験は、自力のあるなしをふるいにかけるため。

公立高校の入試や、センター試験などは、とてもスマートに理解力を問える問題を好みます。


一方、模試は、本試験に合格させるための『似せたもの』をつくります。

なので、作者はどうしても平均点が気になります。難易度調節をする結果、本試験では見られないような『ややこしさ』または重箱のスミをつつく論点で、平均点を調節するのです。

ここに大きな違いが生まれます。


最後に、作成にかける期間が全く違います。

センター試験などは半年以上かけてつくられています。

予備校講師も、模試の作成に時間をたくさん割け、それだけで給与がいただけるのであれば、もっと質のよい模試を作ることができるのでしょうが、そんな時間もとれません。

結果、去年の本試験の問い方を真似て、今年出そうな論点を拾って、平均点を真似るくらいしか、時間が間に合わないのです。





つまり、模試はその名のとおり『模した試験』でしかないことを知っておいてください。


模試の良い点は、

今年問われそうな論点がわかる。(ただし競馬予想と同程度)

周りの受験者と点数比較ができるので、バロメーターになる。(ただしこれもあくまで『模試』での比較)

なので、模試で問われた単元に自分の勉強のウエイトをおくにはとても良いでしょう。

そして、模試の点数が悪かったからと落ち込む必要はありません。

作成者は、必死に取らせない問題をつくって平均点調節しているのだから。

本物はもっともっとスマートな問題です。



その点、過去問は去年の問題はほぼ出さないので、それを繰り返しやることにメリットは感じられません。

ですが、何といっても最新の過去問が、一番感覚が近いです。

最新の5回分のうち2~3回は、できれば直前まで解かずに大事にとっておきたい。

直前期に腕試しをする際には、絶好の教材となります。(本番では絶対初めて見るのですから、もちろん、初見でですよ)



これを見ている受験生は、不安や焦りのなか、これからたくさんの模試と対峙するでしょう。

『合格』に向かってがんばっている皆さんが、それらの模試と、そして過去問と、うまく付き合っていけるよう、祈っております。






今日の一言

『人生を愛する者よ。時間を浪費してはいけない。人生は、時間でできているのだから。』
ベンジャミン フランクリン
あと1ヶ月しかないのに進捗度は依然として30%程度。

こんな無謀な受験生、他にいるのだろうか。


このままでは打ち砕かれるために会場に足を運ぶようなものだ。


私はMっ気は全く無いので、そんなのはまっぴら御免で。




さあ、どうしよう。


実は、こんなときに焦って過去問に飛びつくのは非常に危険なのです。



なぜって?


日商1級は大問1が総合問題だから。


これもむざむざ打ち砕かれに行くようなものですね。


知識が自分のモノになっていないうちから

色々な場所から一気に引き出そうとしても、パニックになるだけ。

問題に対して恐怖心が増すだけだから。ショック!あせるあせる



ん~…例えるなら、

九九を言うのに時間もかかり、ポロポロ間違える状態で、

いきなり連立方程式や因数分解に挑むようなものです。




なので、私が今すべきことは、まだテキストの内容理解を深めることと、単問をこなして素早くアウトプットできるように(素早く正確に九九が言えるように)なることなのです。


まだまだ仕訳の勘定科目から出てこなかったりするので。

過去問題集、何回分やって本番かな?

多分このペースだと2~3回分やれれば上出来。



敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。



ここで、私がどの勉強をするときも共通してつかってきた、勉強法?の流れを紹介します。

私自身は共通して使ってきましたが、勉強内容によっては当てはまりにくいものもあるかもしれません。

誰かの参考になれば良いな。


まず、初めは、テキストを読み進めるなどし、試験範囲全体を大まかにつかんで、各単元どうしの繋がりや位置づけを、何となくでもいいので理解していきます。


実はこれ、意外と、めちゃくちゃ大事です。

テキストをいきなり精読しだす方法は 木を見て森を見ず になる場合が多々あり、机の前で迷子になってしまいます!

どこかの高城さんみたいにラビリンスに迷い込まなくていいよう、まず自分用の地図をつくりましょう。


しっかりと正しい骨子をここで作れてしまえば、あとはしめたものです。

『今やっている勉強は、この骨子のどこの部分を膨らませているんだ。』ということがキチンとわかるだけで、迷子にはなりません。

それをわかっているだけで、同じように勉強していても頭への入り方は全然違います。



あとは各分野を雪玉のようにドンドン膨らませていけば、8割方完成です。

膨らませているときに、他の単元との繋がりも、太くなっていくようなことがあれば、なおベター。その単元はほぼマスターです!


ここまで来たら、実際に去年の過去問などに挑んでみましょう。

しっかり膨らませてこれた方は、すでに初見で合格ラインに立っているはずです。


あとは、問題を解いたあとに、まだ理解が不十分だった単元、間違えた部分、時間のかかった部分などを復習して潰していきましょう。

これを数回繰り返し、最終調整です。

ここまで来るときっと当日は何の迷いもなく、スラスラ解けることでしょう。



ポイントは、早い段階で、自分用の地図(骨子)をつくってしまうこと。



そして、

実は、

模試と過去問の重大な違いについても、知っているのと知らないのでは、逆に混乱を招く引き金となることもあります。

ですが、長くなってきたので、それはまた今度お話しましょう。







今日の一言

『この時は、ほかの時と同じように、かけがえのない時間である。
その時何をすべきか わかってさえいれば。』
ラルフ ウォルドー エマーソン
日商簿記検定第125回まで5週間をきりました。

現在、工業簿記・原価計算の方に入りましたが、

今のところ商簿・会計学よりもスムーズに進んでおります。

ただ、キャッシュフロー(間接)やら連結決算やら不安要素を残したままなので、早めに工・原終わらせて、アウトプットに入らなきゃ!


あと34日。


第125回を受ける3~1級全国各地の皆さん、今一生懸命やりきって、当日悔いの残らないようにしましょう!




今日の一言

『信念は、行動に移さなければ価値がない。』
トーマス カーライル