• 24/9/8 勢司厩舎
  • 8日の中山競馬では中団から進めて直線へ向かうとジリジリと脚を使って3着。「細身には映るタイプですが、あまり加減しすぎずにコンスタントに動かしてきましたし、それなりの態勢は整っていました。稽古の動き自体も悪くなく、どれだけやれるかと思い送り出したところ、スタートは練習の甲斐あってこなしてくれましたし、レースではジョッキーが上手くリードしてくれたこともあり、最後までよく頑張って走ってくれましたね。レコード決着でなければまた違った結果になったのでは?とも思うくらいで、悔しさはありますが、良いところを見られてホッとした気持ちもあります。ジョッキーに話を聞くと“ 聞いていた通り、ちょっとテンパってしまうようなところがありましたし、他の馬を気にするところも見せていましたので、そのあたりのことを踏まえて、返し馬から丁寧に接していきました。レースでは側に馬がいる状況でしたが、極端に気にしてしまうことはなく、上手に走ってくれましたが、まだ幼さはあるため人のフォローは必要でした。忙しいという感じではないものの、最初のうちは中距離でもやれなくはないかな…という感じはありましたが、四肢の回転が速いタイプなので、もしかすると先々では気持ちが乗ってきたりすると距離がつまってくることもあり得るかもしれません”とのことでしたね。メンタルの部分は気になるところでしたし、今後のことを考えるとどうしようか…と迷ったうえでメンコを使ったので、このあとの変化がどうかは気になるところです。また、脚元も決してスッキリしているわけではない馬なので、レース後の様子をよく見ておきます」(勢司師)稽古の感触自体は悪くなく、それなりにやれるのではないかという手応えを持って送り出しました。人気になっていなかったのが不思議なくらいだったのですが、若さがありながらも最後まで頑張り良い走りを見せてくれました。使ってからの変化が気になるところではありますが、良い方向へと向かっていってくれることを願ってます。このあとについてはレース後の状態をよく確認してから判断していきます。

  • 《キャロットクラブより転載の許可を頂いています》

無事にデビュー当日を迎えることができましたね。
パドックでは二人引きでしたが、思いのほか良さそうに見え、馬体重も490㎏と立派。これまでメンタル面について言及されることもしばしばあり、レースではどうか心配ではありましたが、これならと期待して発走の時間を迎えました。スタートは出てくれて先行するかたちでしたが、道中も所々促されていましたね。その影響もあり、勝ち馬たちと道中の位置取りの段階で差が開いてしまいました。今の馬場状態から、理想を言えばもう少し前でついていくことが出来れば良かったのでしょうが、その辺は次のレースでうまく対応してくれるでしょう。直線もあきらめず最後まで頑張ってくれましたね。マイスターヴェルクより前にいた馬たちの上がりが33秒台ではなかなか差がつまりませんよね。まずは無事に走り切れたことと、次には結果を出してくれそうな期待が膨らむレースとなりました。あとはレース後の状態ですが、メンタル的にも大きく負担がかかっていないことを祈るばかりです。今日のレースが良かったかなと思うので早めに勝ち上がりを目指して欲しいなと思いますが果たして。距離は今日の感じだと1800くらいでも良さそうでしたね。ドキドキのデビュー戦でしたが、まずは無事にレースを終えることが出来、安堵しています。まずは心と身体のケアに注視して、次につなげていってもらえればと思います。今日は一日お疲れさまでした。