----------------------------------------------------
「治った」人の1000件以上の医学論文
 

寛解症例の研究に着手してまず驚いたのは、

1000件超の医学論文において、

2種類の人々がほぼ黙殺されていたことでした。

一つは、劇的に寛解した患者本人の一群です。

 

大多数の論文では、患者自身が劇的な寛解の原因をどう考えているかについて一切言及していませんでした。

劇的な寛解を遂げた患者の身体の生化学的変化については、

何本もの医学論文が詳細に記していました。

しかし、患者に「あなたは自分がなぜ治癒したと思うか」と聞き、

その答えを記したものは皆無だったのです。

患者たちは、意識的だったかどうかはともかく、

がんを治すため何かに取り組んでいたはずです。

医師はなぜそれに興味を持たなかったのでしょうか。

 

そこでわたしは劇的な寛解を遂げた20人にインタビューし、

「あなたはなぜ自分が治癒したと思うか」を聞くことにしました。

医学論文で黙殺されていたもう一群は、

代替療法の治療者たちです。

 

がんからの劇的な寛解は、当然のことながらほとんどの場合、

現代医療では打つ手がなくなった患者に起きています。

それなのに、西洋医学外の治療者や代替療法の治療者たちががん治療にどう取り組んできたのかを誰も調べてきませんでした。

この事実にわたしは驚きました。

 

わたしが会った劇的寛解の経験者は、

世界の隅々まで、それこそ血眼になって治療者を

探し出していました。

そこでわたしも世界中を旅して回り、非西洋医学の治療者、

代替療法の治療者50人にインタビューをしました。

10カ月かけて10カ国(アメリカ“ハワイ”、中国、日本、

ニュージーランド、タイ、インド、英国、ザンビア、ジンバブエ、

ブラジル)を回りました。

ジャングルや山の中、そして都市を旅し、治療者と話をしました。各地のすばらしい治療者がわたしに話してくれた経験を、

読者のみなさんにご紹介します。

がん治癒を目指して実行していた9項目
 

劇的な寛解について記した医学論文は1000本以上分析しました。博士論文の研究を終えてからもさらにインタビューを続け、

その対象者は100人を超えました。

わたしは、質的分析の手法で、

これらの症例を何度も詳細に分析しました。

その結果、劇的な寛解において重要な役割を果たしたと

推測される要素(身体、感情、内面的な事柄)が75項目、

浮かび上がりました。

 

しかし、全項目を表にして出現頻度を調べると、

75のうちの上位9項目は、

ほぼすべてのインタビューに登場していることに気づきました。

 

たとえば登場回数が73番目に多かった

「サメ軟骨のサプリを摂取する」。これは調査対象中の、

ごくわずかな人が話してくれただけでした。

かたや語られる頻度のもっとも高かった9つの要素については、

ほぼ全員が、

「がん治癒を目指して実行した」と言及していたのです。

その9項目とは次のとおりです。

 

・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ

 

この9項目に順位はありません。

人によって重点の置き方が異なるものの、

インタビューで言及される頻度は、どれも同じ程度でした。

わたしが話を聞いた劇的寛解の経験者はほぼ全員が、

程度の差はあれ9項目ほぼすべてを実践していたのです。

 

そこで本書は9章に章立てし、1章で1項目ずつ説明していきます。

各章では、まずその章のテーマについての解説と、

それを裏付ける最新の研究報告を紹介します。

次に、劇的な寛解を遂げた人の実話を記します。

章末には「実践のステップ」と題して、

その章のテーマを実践しやすいかたちにして、

いくつかの方法をご紹介します。

 

偽りの希望と真の希望とは
 

9項目の詳細に入る前に、はっきりさせておきたいことがあります。

まず、わたしは手術、抗がん剤、放射線の「三大療法」を

否定する者ではないということです。

 

たとえ話をしましょう。ふつう、フルマラソンを走るとき、

人は靴を履いて走ります。

けれどもごく稀に、自分なりのこだわりがあって

裸足で走る人がいます。

なかには裸足のまま元気に完走してしまう人もいます。

 

同じように、がんにかかった人は、

普通は現代医療に頼るものです。

けれどもときおり、ほかの方法を試そうとする人が存在します。

わたしは後者に関心を持ちました。

何を実践して、彼らは医師の予想を覆す偉業を達成したのか。

それを突き止めることがわたしの仕事です。

二つ目に、わたしは本書によって、

患者の方々に偽りの希望を与えるつもりは一切ありません。

劇的な寛解をした患者のほとんどが、

医師から「ほかの患者には黙っていてほしい」と言われたと

告白しています。

 

ひどい話ではありますが、その医師の立場になって考えれば、

わからなくもありません。

来る日も来る日も、生存の見込みの乏しい患者を診察するのは、想像するだにつらい仕事です。

けれども劇的に寛解する人が現にいるという事実を

黙殺するのは、偽りの希望を患者に抱かせるよりも、

ずっと罪深いことではないでしょうか。

カリフォルニア大学で、研究方法についての授業の初回に、

教授はこう言いました。

仮説から逸脱した事例に遭遇したとき、

研究者にはそれを吟味する科学的責務がある。

そしてその逸脱事例を吟味してから、研究者がとるべき道は2つ。

 

一つ目は、なぜ仮説に合わない事例が生じたのかを

公に説明すること。

 

二つ目は、その事例を説明できる新しい仮説を考え出すこと。

要するに、仮説に合わない事例は無視してよい、

という選択肢は存在しないのです。

 

がんの克服は人類共通の目標です。

現代医療なしで治癒した症例を黙殺することは、

科学的に無責任な態度なのです。

次に、「偽りの希望」について検討します。

「偽りの希望を人に与える」とは、事実かどうかわからないことや、明らかな虚偽を人に伝えて、希望を抱かせるということです。

 

がんからの劇的な寛解が起きる理由は、

いまのところ説明不能ですが、

それを体験した人が存在するのは事実です。

現代の医学では説明のつかない方法で、

彼らは自分のがんを治したのです。


9つの仮説から私たちは何を学べるか

 

この違いを理解したうえで、わたしたちは、

「偽りの希望を抱くことになりそうで怖い」と考えるのではなく、

がん治癒の鍵となるかもしれない症例を、

科学的に検証していこうではありませんか。

 

9つの要素は、がんからの劇的寛解が起きた理由についての

仮説であり、まだ科学的に十分裏付けされた理論では

ありません。

この9項目によってがん患者の生存率が上がると断定するには、データの量的分析や無作為な臨床試験が必要で、

残念ながらあと何十年もかかるでしょう。

 

それでもわたしはこの仮説は重要だと考えています。

これを読者と共有するのに、あと何十年も待とうとは思いません。それよりも、質的分析を使ったわたしの研究結果を公表し、

がんからの劇的寛解を遂げた症例はなぜ黙殺されてきたのか、わたしたちはこの症例から何を学べるのかという、

より重要な議論へとつなげていきたいのです。

 

もしもわたしが、

「この9項目を実践したらあなたのがんは確実に治ります」

と言ったなら、それは人に偽りの希望を抱かせる行為です。

わたしはそうは言いません。

わたしに言えるのは、

「がんの劇的寛解の起因になったと考えられる9つの仮説を

検出しました」

ということだけです。

 

次に、わたしが本書の執筆によって何を期待しているかを

お話しします。

まず、研究者たちの手で、

がんからの劇的な寛解についてのわたしの仮説が、

少しでも早く検証されること。

それからがん患者本人、そして大切な人ががんを

患ってしまった人々が、治癒を遂げた人々の真実の体験談から

勇気を得てほしいと思います。

 

わたし自身、初めてがんの劇的寛解の症例に出合ったとき、

その事実の持つ力に大いに勇気づけられました。

医学的常識に反してがんを克服する人が、

本当に存在するのですから。

がんの予防や健康全般に関心のある人にも、

本書は役立つはずです。

そして現在病院で治療中の方々、

そして打つ手がなく別の方法を探している患者のみなさんにとって、本書が励みになることを願っています。

さらに本書がきっかけとなって劇的な寛解をめぐる議論が

はじまり、人々が黙殺をやめてこれらの症例から

学ぼうとすることを心から願っています。

 

症例を見ていて不思議に思うことがあります。

なぜ、ある人に効く方法がほかの人には効かないことが

あるのか。

いまのわたしたちには、その理由はわかりません。

けれども説明不能を理由に劇的寛解の現象から

目を背けるのではなく、真摯に研究していけば、

少なくとも人間の自然治癒力について何らかの知見を

得ることができるでしょう。

うまくいけば、がん根治の治療法の発見に

つながるかもしれません。

いずれにせよ、黙殺からはどんな知見も得ることはできません。

 

もしアレクサンダー・フレミングがカビの生えた培養皿を捨ててしまっていたら、社会はいま、どうなっていたでしょう。

彼の逸脱事例の研究が時間の無駄ではなかったことは、

歴史が証明しています。

あまたの歴史的発見は、逸脱事例の研究からはじまりました。

逸脱した事例には、真の希望が宿っている可能性があるのです。

------------------------------------------------
引用

 

 

 

私が脳腫瘍だと分かった時、
もう治る事などないと思っていた。
周りには、治った例など殆どなく、

「病状は悪くなるので、早く手術をしないと手遅れになる。」

と、どの医師も口を揃えて言った。
その言葉の重みは、呪いの様に自分の頭にまとわりつき、
毎日毎日繰り返された。
薬の副作用もあいまって、私は立ち上がれなくなってしまった。

自分の「死」が見ている気がして、
生きている自分を見る事が出来ず、
その先にある「死」ばかりを見る様になってしまった。

その時に、出会った一冊。

脳腫瘍だって、癌だって、自分らしく生きていていいよ

って、言って貰えた気がした。

「手術をしたら、
下半身不随、もしくは半身不随になる可能性がある。
しかし、しなければもっと危険な状態だ。」
と、病院へ行く度に言われ続けている。

色んな人達の体験を読んで、
脳腫瘍を手術した人達の予後を調べた。
自分は、発作が起きなければ、全く何不自由なく暮らせる、
という点も合わせて、

私は手術をしない方が幸せに生きる事が出来る

と確信し、手術、治療を全くしない決断をした。
何を言われても、

自分らしく生きたい
自分でありたい
自分を自由に解放してあげたい

という想いを貫いてきた。
最初に倒れてから、既に三年。
有難い事に、自分の足で歩き、生活が出来ている。
脳腫瘍は大きくなっていない。
(さんざん怒られていましたが、MRIを見て医師が静かになった。)

この記事の9つの事を見てみると、
意識をしていないが実践していた。

サプリは、無農薬の春ウコン。

朝、昼5粒ずつ。
癌を治された方のブログを読んで、
ずっと飲み続けています。
祖母も飲んでいますが、95歳でも一人暮らしで、
畑で野菜を作るほど元気です。
レビューも是非見てみて下さい。


食事は、無農薬、無添加のもの。
野菜の力が生き生きとしているものを、頂いています。
ふるさと納税では、無農薬農家さんを必ず選びます。
それが、農家さんへの応援になります。
有機野菜・無添加食品の宅配ネットスーパー【らでぃっしゅぼーや】

 

 

日本ならではの、味噌、醤油は

本来の作り方で作られているもの。

 

 

 

塩も本物を、しっかりとる様にしています。

 


自分の力で生き生きと育っている野菜に、
最高級の塩、お味噌だけで、
子供達は、野菜を丸かじりしています。
その人参の香りと音。
聞く度に元気を貰えます。

身体の中から変え、そして考え方も変えて来たからこそ、
自分は脳腫瘍になっても今日を頂けたのだろうと、
この記事を読んで思いました。

そんな今日を、宝物の今日を、一生懸命に生きる!


という決断をしてから、毎日が本当に楽しく過ごせています。
病気になった事は、本当に辛かった、悲しかった。
病気があっても、自分の命を最大に生きる。
それが、私の生き方です。

ここまで読んで下さってありがとうございます。
読んで下さった方が、自分らしく生きられる様に願っています。