私が脳腫瘍だと分かった時、
医師は、

「ゆっくりと大きくなったものだよ。
しかし、このまま大きくなるのだから、
もっと大きくなる前に手術しなければいけない。」

と、おっしゃられた。
私の病気の考えは違うものだった。

どうしようもない状況で、
ストレスで、
疲れ切って、
自分の事を否定し続けた半年で出来たものだと。

しかし、癌の事は学んでいたので、
急速に大きくなるとは思わなかったし、
手術や他の治療の副作用や麻痺の方が怖かった。

自分に不都合な事が起こる事、
それは、学びを深めないといけない時、だと思って生きてきた。
今回病気になった事で、
その「原因」を改める必要があると思った。
「原因」を改めないと、再発するのは分かっていた。
工場から流れる水が汚ければ、
どんなに川を綺麗にしても無駄だと。

人間は心の影響を非常に受ける。

私の脳腫瘍は、心だとはっきり分かっていた。
だから自分と向き合う事を第一に考えた。

その時ふと思い出した事。
学生時代、マリーアントワネットについて。
彼女は処刑が決まると一日で髪の毛が真っ白になったのだ。
それは、間違いなく「心」からくるものだと、
その時思った。

私の場合は髪の毛ではなかった、ただ脳腫瘍だっただけ。
頭でっかちなのを治せよ、という事だと、
本能的に思った。


だから、他の方の常識を当てはめられ、
批判されたりした。
私の事を思ってのお気持ちだと思うが、
私の人生に責任が持てるのは自分だけだと思っていたので、
お気持ちだけを頂いた。

私は強くない。
ただ、自分の考えの中で生きたいと、

病気になってからは強く思う様になった。

疲れたと思ったら、休みたい。
やりたくないと思ったら、やらない。
幸せだと思ったら、そんな時間を紡ぎたい。

ただ、それだけの事。

病気が悪くなる、と病気を認識されている人は、
病気は悪くなるでしょう。
病気はよくなる、と疑いもなく生きている人は、
病気は良くなるのです。

不安がある人は、不安がなくなるまで自分と話し合う。
不安の原因を取り除く。

そうしていく内に、病気と一体化する様になる感覚になるのです。
毎日一緒に生きていこうと思うのです。
そして、「病気」なんて恐ろしい言葉も忘れて、

生活出来る様になるのです。

それが治癒への道なんです。
「病気」を悪としてとらえ、自分を滅ぼすものと捉えている限り、
悪としてあなたに襲い掛かるでしょう。

ただ、一緒に穏やかに生きる。
「病気」になってしまった細胞だけでなく、
全ての細胞が喜ぶ生き方をする。
分け隔てなく大事な身体を大事にする。
ただそれだけの事。

病気を悪者にしているのは、私達の心なのです。
自分が生み出した病気なのに、
否定しているのは私達の心なのです。

毎日1%でもいい。
病気になってよかった、と思える事を見つけていくのもいいかもしれません。
その事が、1%自分を受け入れる事に繋がります。

かけがいのない自分を大事にして下さいね!

ここまで読んでくれてありがとう♡

読んで下さった方が素敵な一日を過ごせる様、願っております♡