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「なんで、ガンになったと思いますか?」
 

こう聞いてきたのは、分子栄養学の繋がりで知った
ルークス芦屋・城谷先生だった。
こちらのコンセプトは、人を一本の木に例えて
統合医療を行うことによって、
自己治癒力を引き出すことをサポートしてくれるというもので、
娘の副腎疲労、起立性調節障害の治療でもお世話になった。

私が分子栄養学的なサポートをしてもらっていた時、
上の言葉をかけられた。

ガンになった当時の私なら、こう聞かれて
「なんでって?こっちが知りたいわ!!」と怒ったかもしれない。
もしくは、
「ガンになったのは、自分が悪いから。
さあ、直すところがたくさんありますよ。」
と責められているような気になったかもしれない。

なんで、ガンになったのか?

ガンは私の体内にあるものだし、誰のせいでもないのは確かだ。
 

遺伝子がおかしな発現をしたせい?
活性酸素が湧きすぎたから?
ミトコンドリア機能をガタ落ちさせたから?
いや、そもそもミトコンドリアが少なすぎたから?
質的な栄養失調のせい?
食生活が悪すぎた?
腸内環境悪化で性格がネガティブすぎ、免疫力落ち過ぎた?
 

理由はたくさんあるだろう。
それに対する手だてもたくさんあるだろう。

でも、きっとそれだけじゃない。
この私という木の根っこ。
いくらキレイに葉っぱの剪定をしても、幹の手入れをしても、
根っこをほったらかしにしたら、またきっと同じことを繰り返す。

正直「やっと休める」と思った。

実は、入院して白いベッドに横になった時、
飛び上がるほどビックリしたことがある。
 

「何にもしなくてもいい。誰にも遠慮しなくていい快適な所で、ふわふわな白いベッドで好きなだけ休みたい。」
と願っていたことを、鮮明に思い出したからだ。

 

それまでの私は
身体はしんどいけど、休めない、
止まってはいけない、頑張らなければならない

を繰り返していた。
だから、気づいた時には本当に驚いた。
大手を振って休むために、末期ガンにならんでもええやろ、
と自分に突っ込む。

 

それぐらい、がんばりなさい

どんだけ無理をしてきたんだろう、と思う。

小さな頃
「それくらい、がんばりなさい。病は気からだ。」
と言われてきた。
「ちょっと、お腹が痛い。ちょっと、頭が痛い。なんか、しんどい。
それくらいのことで、ごちゃごちゃ言わないで、がんばってなさい。」
それが私の常識、当たり前になり、大人になってもそれは続いた。それくらいが度を過ぎても、気づかなくなってた。

昔っぽい考え方なんだろう。
欲しがりません勝つまでは、みたいな(笑)それだけ、
従順に親の言うことを取り入れてきたんだとわかる。

どれだけ、親が好きなんだろう。
子どもは親を無条件で愛してるし、
愛されたいと願うから当然だけど。

私の機嫌を取って来なかったから、ガンになった。

私は、私の言うことを聞いてこなかった。
いや、もう、私の声すら聞こえないようになって、
完全にこじらせていた。

親が、夫が、友達が、世間がこう言ってるから、
というそんな他人軸で生きてきた。
自分より人に尽くし、いい人になって、認めてもらおうとしてきた。自分を置いといて、人に尽くせるワケないのに。

私の機嫌を取って来なかったから、ガンになった。
今はそう思っている。長年の生き方のクセが強いけど、
自分の願いを叶えていってあげよう。

あなたの願いは何ですか?
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(引用https://project22-kobe.com/post-3385/

この方の経歴は、こちらです。
1971年愛知県生まれ、神戸市在住。
2010年実父のガン看病中、夜中の激しい頭痛の末、
意識不明で救急搬送。
肺腺がん脳転移ステージ4、余命3か月と伝えられる。
しかし日進月歩の医療に救われる中、
自身の生き方も見直しつつ現在治療9年目。
2011年東日本大震災によって「今、私は生きている」という
大きな気づきを得る。
それをきっかけに、意識を今に置いて生きることの大切さを
心がけるようになる。
現在、おひさま会山口クリニックに在籍、
在宅医療チームの一員として正社員で働いている。

余命三ヵ月と言われて、九年。
医師の言う「余命」という言葉の呪縛に、
自分を合わせる必要はありません。

健康な人は、医師から見れば、
「長生きするでしょう」
と言われるかもしれません。

しかし、今日、明日、何が起こるか分かりませんよね。

「余命」なんて、今を精一杯生きていたら、
今日という日に感謝して、満足して眠りについたら、
気になりませんよ。

私はてんかん発作がありましたから、
寝ているうちにてんかん発作で息が出来なくなって
死ぬ可能性はありました。
しかし、そんな事より、ゆっくりあったかく寝れる事に感謝しながら、毎日寝ています。
「死」より「自分」に軸を合わせて生きましょうね。

病気は、気付きです。
病気は、生き治すチャンスです。
病気は、あなたです。

闘うのではなく、寄り添ってあげて下さいね。
何故病気になったのか、聞いてあげて下さい。

ここまで読んでくれてありがとう♡
読んで下さった方が素敵な一日を過ごせる様、願っております♡