自信がない時は

本当に自分が嫌になる

病気になってしまってから

どれだけ自分を責めただろう



自己管理が出来ていない

不摂生

考え方の偏り

色んな人が自分を笑っている様にしか見えなくなっていた


人から自分の気持ちと違う事を言われる度に

深く傷つき

自分の味方など誰もいない気がした



全員が敵で

自分は孤独で

もう残り僅かな体力と気力しかない

命の終わりも見えている様な気がした


自分のダメさが

周りの人を羨む様に仕向けた

幸せそうな人を見る度に

自分の嫌な所が見えた

そしてどんどん自分が嫌いになった


私はどうしてこんな病気になったのだろう…

なんであの人はならないの?

私よりずっと不摂生しているよ…

自分が罠にでもはめられた様な気がした


しょんぼりこの世の終わりほど落ち込んだ

涙もこれ以上流れないくらい流した

それでも病気は私に居続けた

許してはくれなかった



反省はしたつもり

出来る事はしつくした

私の病気は他に私に何を求めているのだろう


外出するのが怖くなった

一歩外へ出て病気が原因で倒れてしまったらどうしよう

友達と話している時に発作がでたら…

色んな事から足が遠のき始めた

ダメな自分がダメな要素しか見当たらなくなった時

更に病状は悪くなり

気持ちも沈み込んだ

ベッドから起き上がる気力もなくなった


こんな状態になっても

こんな気持ちになってもまだ生き続けるんだ…


自分のしぶとさに気が付いた


あれ…私まだ生きてる

身体は心とは裏腹に生きようとしているんだ

心臓は止まる事なく打ち続け

今日も命が続いている

自分の身体は自分をまだ信じてくれているんだ…

そう思うと鬱々とした気持ちが馬鹿らしくなった

ダメと思い込む所までいったんだ

これ以上落ちる所はないんだ

不思議な安心感が芽生えた

誰が敵になろうと

誰が自分を責めようと

身体はいつもいつも

どんな時も自分と共にあるのだ

ずっと労わってこなかった私に

病気にしてしまった私に

怒りもせず

凝りもせずに

ただただそこにいてくれるのだ

命を続けてくれているのだ


ダメだなんて勝手に自分が思い込んでいるだけ

誰かと比べるのも間違っている

比べる対象は昨日の自分だ

常に自分基準


身体はいつも自分を信じてくれている

愛想を尽かせる事もなく

絶対的な

そして不変的な愛でここにいてくれる


たった一人でも味方がいれば


自分は強くなれる

まだまだ強くなれる

だってまた生きているから