病気が分かった時

病気の刻印を押された

自分というものがなくなる位衝撃だった

寝ても覚めても病気の事しか考えられない

病気で自分がいつ死ぬのか

どうして私…

そんな事がぐるぐる頭を駆け巡って

生きた心地がしない毎日だった



病気と闘えば生きれる

病気と闘わなければいけない

こちらが必死になれば病気は逃げていくだろう


そう最初は思った


しかし、そうじゃなかった

必死になればなる程


病気は悪化した



『必死』という言葉を見た

『必ず死ぬ』という事

今まで必死で生きてきた人が病気になる

やり過ぎて自分の事を大切に出来ていない人

自分の心に寄り添えていない人

それが私だった

もう『必死』を手放さなければいけない

病気が教えに来てくれた

そう思った


『闘う』という事

それは力で相手を押さえつけるという事

負けた側は恨みを持つかもしれない

仕返ししようとするかもしれない

和平を求めるのなら

争ってはいけない

暴力は暴力しか生み出さない

自分の行為は自分に何倍にもなって返ってくる


必死に闘ってきた自分

「今までよくやった」

と、褒めてあげて欲しい

頑張り屋さんだから

自分を許せず無理をしてしまったのだ

心と体の悲鳴を聞いて欲しい

あなたの命以上に大切なものなど

この世にはないから


それと同時に

「今までごめんね

これからは大切にするからね」

と自分を一番に考える事を約束して欲しい


そうする事で

和平=治癒が訪れるだろう