自分の手術の話を聞いた時、

私は自分の頭を切るなんて、考えられませんでした。

先生とお話しながら、

自分の脳を切られるなんて恐ろし過ぎる。。。しかもお話しながらなんて。。。

きっと私には耐えられない。。。

と、思いました。

痺れがあり、抗てんかん剤を飲んではいるけど、

常に痺れがあるわけではない。

普通に生活出来ている。

毎日倒れる訳ではない。

友達の夫の様に、もし手術で麻痺が残ってしまったら、

家族にもっと迷惑をかけてしまう。

その迷惑は主人や子供達だけでなく、両親や義両親にも及ぶものかもしれない…。

また、抗がん剤をしてしまったら、祖母や叔母の様に数か月で命が消えてしまうかもしれない…。

そんな事になってしまったら、それは自分の人生ではないし、後悔しか残らないと思った。

私の脳腫瘍は、初期。原発性。

ゆっくり少しずつ大きくなっていると、診断された。

論理的に考える癖がある私にとって、

親族の癌を見て、

友達の夫の癌を見て、

今まで自分が学んだ知識や自分の直感から、

私がこの先一番幸せに生きれるという道を選ぼうと思った。



…この親から貰った身体のままで、

 

癌と一緒に最後まで生きよう



そう決心した。


倒れる時、冷静に死も受け入れる事が出来た。

死を受け入れられるというのは、人生において最も究極な事。

という事は、これからの脳腫瘍との人生も歩めると思った。

癌細胞は自分が作ったもの。

しっかり最後まで向き合おうと思った。


「…手術は受けません。」


主人の顔は見れませんでしたが、口からはっきりとその一言が出ていました。


ここまで読んでくれてありがとう♡

 

 

末期癌で死の直前まで行ったが、そこから奇跡的な復活をとげ、完治した人の本。
TEDでもスピーチされていて、世界中が感動したお話。

喜びから人生を生きる! ― 臨死体験が教えてくれたこと