都会では障害がある子も、ある程度の選択肢がたるだろう。学校だって障害のある子をうけいれる私立もあるし、療育も数が多い。

実際、息子も小学校受験を本気で考えて、東京や神奈川の学校のパンフを取り寄せたりした。

障害があっても楽しくいけるのではないかと。


今いる北陸は子供のかずがどんどん増えている。

中学なんか一学年10クラス。

その大きさに変化の弱い息子には厳しいのではないかと思ったのだ。たまたま息子の通う小学校は学区が小さくクラスが少ないが近郊は1学年6クラスとか普通。

小学校受験するような学校は私立が1箇所。国立1箇所。もちろん、障害児の受け入れを認めるとかではない。


療育も数が少なく、4箇所ときいた。子供の数が多いのに。

だから、療育もなかなかはいれず順番待ち。


そうなると、親の努力がすべてとなる。


息子も療育は月に一度。

小学生はもう月に一度しか入れることができないと言われたのだ。


リハビリ施設が少ない。

車で1時間半くらいのところにも療育はあるが、車の運転のできない私には選択肢がない。


免許証はもってはいるのだが、目が弱く目眩もあるためやめている。


この子のためにと考えると、親がどうにかしなくてはならなくなるのだ。


看護師の資格や作業療法士、言語聴覚士、果ては保育士の資格まで考えたが、この子がいて学校に通うのは現実的ではない。

1時間でも怖くて子供達だけでおいておくことができないのに。


みんなはどうしてるのだろう。

あばれまわったり、こだわりの強い障害持ちの子は塾や習い事、苦労してないのだろうか?


私は習い事はさせているが、それをカバーするためにわたしもかなりの時間を割いている。


プールは毎週1時間は教え、いまやってるところを先取りさせ、体操も同じく、本やYouTubeでみて勉強して教える。

スイミングや体操教室のちょっとした時間、教えてもらうだけでは息子は理解しない。体の使い方が無器用なのだから。

公文はできなかったプリントは家で直してくるように言われるので、それをやらせる。

直しが多かったりすると、教室で直すことができない。

時にはカードを作り、問題を作り、コピーをしたり、わかりやすく大きな表をつくる。


そこまでして、やっと普通級だ。

ほっておいていい訳ない。


お金だって無限にはない。独身の時の貯金だって減ってくる。


発達障害の子をうけいれて、伸ばしてくれるところがあればそんなに困らないのだけど、とにかくない。


ないのなら、自分でどうにかするしかない。