人生の大きな目的が見つかったって思ったっていう話をします。この前もお話した通り、私は、古事記に学ぶ日本人の世界観というか生き方の根幹になるものを講演で伺って、それで感動したってことがありました。その感動は、今もずっと続いております。
古事記の中に出てくる神様に、人間心が出てきて、それ祓って祓って、今命と離れない、命を守るっていうことを表しているんだっていう話を伺って。なんかすごく納得したんですね。神様であっても、人間心が出てきてしまって、それを祓うと。なぜ払うことができるかというと、もともと持っていないからだと。元々あるのは命。今、ここの中に脈々と流れている
命は、もともとあったものであって、傲慢さとか、欲とか、妬み恨み比べる心…。そういうものは、もともとなかったもので、人間として出てしまうので、それを祓って祓って祓い続けると、命であり続けることができるんだっていう…そういうんですね。
私は、この考え方を聞いて、「本当にその通りだ》と思ったんです。これまで生きてきて、自分が自分の価値を認められないがために、周りの方に認めさせたいっていう思いをもって傲慢になるというか、コントロールしようとするというか…。そういうことは分かってはいるんですけれども、それを後悔して、自分を責めて、やっぱりダメだっていうような…そういうような思考のサイクルになってしまい…。それを忘れるために、自分の命に感謝するとか、そういう
ようにしていたんですけれども。
神様であっても、人間心が出てきて、それを祓っているんだっていう、そういう話を伺った時に、何かとってもそれが自然であって…。「だからこそ、だからこそ、祓い続けていく必要があるんだ、毎日毎日のことなんだ」って。なんかすごく腑に落ちたんですね。本を読んで、頭で理解たことじゃないんです。これは、私が、これまで生きてきて、ずっと感じてきたこと。本当にそうだって思うことで、こういうことに巡り会うっていうのは、とても幸せだと思います。
これから、私は、寿命を全うするまで、自分の命と離れないように、命と繋がっているように、人間心を祓って祓って生きてきます。
ありがとうございます。