きくおさんの【しかばねの踊り】という歌がある。

ボカロPらしく、病んだ歌達をたくさん書いてる方だ。

2年半前に知ってから病むとずっと聴いている歌だ。

この歌が最近身近になった。

竹内結子さんの訃報を聞いてから、この歌に急に生々しさが加わった。

この歌は死にたい人には誘惑がたくさんある。

甘い言葉をたくさん並べて
欲しい言葉を並べて

仲間にしようとする。

『あー…竹内結子さんも逝ってしまった…』

そう思った時に急に生々しさが加わったのだ。

「自殺をする人は逃げたんじゃなくて、逃げきれなかったんじゃないかなって思う」

あのコメントが忘れられない。

そう、逃げきれなかったんだよ。

逃げ道がこの世になかったからあの世に救いを求めた。

生きてる人間にこそ、逃げ道が必要なんだ。