セブンティウイザンを読んでて
愛犬達のことを思い出したらもう涙が止まらなくて
読めなくなった。

4匹中3匹は亡くなって
みんな14歳にならずに死んでった。

最初の子は悪性リンパ腫。
次は衰弱死。
最後は乳癌だったかな。

3匹とも
亡くなる前は
必ず母達の前で立つ姿を見せ
元気な姿を見せるらしい。

私はいつもその場面に立ち会えない。

そして
私は必ず送り人になる。

と言っても

3匹とも
みんな私達が眠りについた瞬間に逝ってしまう。

というか
急激な眠気で眠ってしまう。

2番目の子の時は
最初の子の経験があるから
『絶対1人では逝かせない!!!!』って決めて

最初の子の亡くなる前の姿を撮ってなかったから

必死に介護して
必死に動画や写真撮って

ずっとそばにいたのに

ある日
介護するなかで
『まだこの子は大丈夫なんじゃないか』って思って
気が抜けて
自分の部屋で眠ろうと横になって
目をつぶった瞬間に

『しまった!!!!』

と、飛び起きてその子に駆け寄ったら

すでにその子の息はなく

「もう!!なんで見てなかったの!!」
と、そばにいた義父に怒ってしまった記憶がある。

最後の子も
みんなでそばにいて
母っ子だったから母のそばで横になって
寝てしまった時にその子はもう旅立ってて。

「みちが眠たくなるって言ってたことがわかった」
って母が言ってた。

他の子達は
みんな膝の中だったり腕の中だったりで
飼い主さんの別れの言葉を聞いて
息を引き取るのに

うちの子達は
3匹とも私達が寝た後に逝ってしまう。

不思議だなって思う。

なんでお礼の言葉を言わせてくれないんだろう
って不思議でならない。

「幸せだったよ」
「愛してるよ」
「頑張ったね」
「大好きだよ」

言いたかったよね。

愛犬を通して
肉体の大切さを知った。

愛犬達の名前を呼べないこと。

「愛してるよ」
「大好きだよ」

と、言えないこと。

触れないこと。

毎日出来た当たり前が出来ないこと。

愛情表現が出来なくて
名前が呼べないことが
辛くて辛くてたまらなかった。

愛犬達が亡くなって10年以上経つけど

何回立ち会っても
愛する人を見送るのは慣れない。

いまだに号泣する。

それで思い出したのは
今日の夢に2番目の子が出てきてくれた。

今年に入って
3匹とも夢によく出るようになったように感じる。

今は書きながら号泣してるからか
3匹が私を囲っていつも通り丸まってくれてるように感じる。

人は人でしか満たされないだの癒されないだの聞くし
犬と人間を一緒にするな、なんて言うけど

私は愛犬達から満たしてもらって癒してもらって命の大切さを学んだよ。

沢山愛をもらったし、助けてもらったし、救ってもらったよ。

同じ命なんだから
犬と人間を一緒にするな、なんて言わないで欲しい。