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私は母と離れて善光寺の
御印文頂戴の列につきました
それにしても御印文頂戴や回向柱など
そして仏様のお名前も含めて
仏教用語って難しいなぁ
と思いますよね
そうこうしていると
私より前にいた母の順番になりました
その様子を見ていると
硬そうな御印文を布でくるみ
それを僧侶の方が
手を合わせている人の額か頭に
まるで印を押すように
ギュ~と押し付けて下さっています
本当に印を押すのね
と思いながらいると
私の順番が来ました
私も手を合わせ
少し上に立っておられる僧侶の方に
この御印文を押していただくと
なんとも気持ちよく
まるで憑き物が取れたように
身体から足元までスーッと
何かが降りる感覚があったのです
こんな感覚は初めてでした
そんな不思議な感覚だったので
私は母にも聞いてみたくて
「ありがとうございました!」
と僧侶の方に御礼を言った後
急ぎ母を探しました
すると母はもう元々の目的である
ダルマの願掛けをしていたのでした
それを見た私は急ぎ母の所まで行き
ダルマの願掛けをしました
そして7年後にまたダルマを
お返しに来させて頂きたいことを
お話しさせて頂きました
私のお参りが終わると
ちょうど母もお参りが終わったようで
早速母に
「ねぇねぇ!
さっきの御印文頂戴凄かったんだけど!」
と言うと母も
「そうなのよ!
私もして頂いた事なかったからどうしよう
と思っていたら
『して参れ...』って声がして
かえでの事を考えず思わず列についたのよ
あなたも列についたのね、良かった…」
と言いました
そして続けて
「御印文頂戴は煩悩や穢れなんかを
取って下さるんだね
本当にスッキリした
煩悩や汚れを取って頂いてから
本堂でお参りすると
とても良いと改めて思ったよ!」
と母は話したのでした
御印文頂戴はこの御開帳期間だけでなく
毎年お正月1/7~1/15も
頂けるようなので
機会があればぜひ頂いてみて下さいね
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