私「さとちゃんは、こちらに来たら特に何か見たいところ有りますか?」

里子「私、実は絵画が好きで良く美術館に見に行くんです。北海道には美術館ありますか?」

私「札幌に道立近代美術館があります。今ですと特に特集やってませんが常設展などあると思います。」

里子「わぁ道立近代美術館ですか(・∀・)イイ。連れてって下さい♪」

私「わかりました。こちらに来ている3日間の中でご案内いたしますね。」

里子「ワ☆*:;;;;;:*ァ*:;;;;;:*☆ァ(・∀・)人(・∀・)ァ☆*:;;;;;:*ァ*:;;;;;:*☆イ」

じつは、私は道立近代美術館には10年以上言っていないのでした(汗)


私「小樽に行ったら素敵な場所に行きましょね♪」

里子「素敵な場所って????(*ノωノ)キャー」

私「今は内緒です♪楽しみにしててくださいね♪」

里子「アアァん・・・・ヽ(´Д`)ノ教えてよん♪」

私「だめです。せっかくの楽しみが無くなっちゃいます。」

里子「ρ(・ω・、)イジイジ。わかりました。」

と、いったもののまだ全然小樽の場所なんか決めてなかったのです…。はい(大汗)


私「こちらに来るまでもう1ヶ月ないですね♪」

里子「何を着て行こうかな♪北海道の7月なら涼しいですか?」

私「そうですね。まだまだ夜になると肌寒い時があります。羽織れるものを用意した方がいいかもです。」

里子「わかりました。アリガト♪(*'-^)-☆パチン」


そうメールをもらった後、ふとカレンダーをみると里子と会えるまで本当にあと3週間ちょいでした。




今思えば、里子とチューするまであと3週間でもありました。

里子「おつかれさま♪さっきはごめんなさい。田舎の弟から電話が来ちゃって。今度の休みに実家に帰って来いって…。 (;´Д`A ```しばらく帰ってなかったから母が心配してるんですって…。今日はもう遅いのでおやすみなさいです。|。・ω・|ノ ネマスー」


里子には弟さんがいたんだ。いくつ違いなんだろ…。

それより田舎はどこなんだろ?里子の事はぜんぜん知らないくせにどんどん好きになっていく中年男でした…。




朝、会社からメールをしました。

私「昨日はメールありがとうです。さっちゃんには弟さんがいたのね。幾つ違いなの?あと、田舎はどちらですか?ごめんなさい。朝から質問ばかりで…。」

しばらくすると会社のパソコンにメールが届きました。


里子「昨日はすいませんでした♪弟は4つ離れてます。田舎は宇都宮ですよ♪来たことありますか?+.゚(*´∀`)b゚+.゚イィ」


私「恥ずかしながら、本州には東京、京都、大阪に修学旅行で行ったきりです。」


里子「ほ、本州ですか…ヾ(´Д`;●) ォィォィ」


私「そう。北海道人は東京の方は本州と言うんです。変ですか?」


里子「わたし本州って使ったことないもん(o_ _)ノ彡☆ポムポム」


私「田舎者扱いにしないでくださいな。」と見栄を張る超田舎の中年男でした。

埃まみれのwin95富士通ノートパソコンを電話回線に繋ごうと、電話のコードをおもむろに引っ張ったのですがコードが抜けません。ビールの酔った勢いで力いっぱい引っ張ると電話のコードの根元からちぎれてしまいました…。


「あら(汗)コンセントのように抜けないようになってたのね…。電話が使えなくなった…。ま、古かったから新しいの買ってこよう。」気をとりなおしてちぎれたコードを取り除き、パソコンのコードを電話回線に繋ぎ準備は出来ました。


肝心のノートパソコンにスイッチを入れると、かすかにウィーンと音が出て画面にはなつかしの「windows95」のロゴが美しくも浮かび上がりました。


それから、無料プロバイダーの設定やらアクセスポイントを見つけたりで1時間以上格闘し、ようやくインターネットがつながりました。…が。あまりにも古いブラウザのためしかも電話回線ですので、画像ひとつでるのにも遅くて大変でした。それでも、「ルタオ」とぐぐって調べることに成功したのです。…とここまで要した時間は結局2時間20分。でも、苦労した甲斐あって色々と調べる事ができました。


「ふんふん。こんなにふわふわのチーズケーキだったんだぁ」と値段も価格:1,365円(税込み)とちょっとお高め。でも、店内で食べることが出来るとの情報でした。「きっと喜ぶだろぅな。小樽の本店でランチのあとにアフタヌーンティと洒落こもう♪」


そう考えていたらさっきのビールの酔いが急にまわってきてそのまま朝まで寝てしまいました。



朝、6時50分目が覚めてあわてて起きた時は昨日のサイトがつけっぱなしになっておりインターネットの通話料金がお気に入りのワイン1本分位になった計算でした。給料日前の酒好きな中年男にとってとほほのほでした。




ふと、携帯電話をみるとメールの着信ランプが点滅しておりました。

里子からでした…。