「ムービー&ビデオ」カテゴリーについて

あらすじなし

なのにヘンなネタバレあるかも

変人の勝手気ままな感想なので理解不能かもw

ながら見しながらなので勘違いあるかも


私の好きな、美女が男性を翻弄し利用してのし上がっていく、東野圭吾の「白夜行」シリーズ以上に、
イキナリ出てきてめちゃめちゃ面白いと思った小説「脳男」
現時点ではシリーズ化されて「脳男3」まで出ていますが、最初の「脳男」を読んだときのワクワクや、脳男の魅力や華麗なラストの展開は、今でも色褪せることはありません✨






そして数年前、「脳男」の映画版があると知り、

「22年目の告白」同様数年待って、

やっと先日Amazon プライムビデオにて見放題になりました✨

7月下旬はナゼか、数年待った映画の見放題が多くて私得🉐w



と、ものすごく期待値を上げて観た映画でしたが…

フタを開けると「なんじゃこりゃ〜💦」の設定と展開😓


まず爆弾犯は、原作では男性の単独犯💣

最後の病院爆破計画の時に、病院内に紛れ込んでいるものの、男性ではあり得ない変装をしていたため警察は気付かず、

脳男がいち早く見つけて、それを利用して事件解決&逃亡に繋げるのに。

映画ではヒャッハー系のイカれたレズの女二人組で、主犯は末期がんで時々血をブハァして、モルヒネを打ってる設定に改変した意味とは🤔

原作ラストの華麗な「サヨナラ」シーンが、全く生かされていないどころか、抹殺されてた🔪


ってかそもそも映画版の爆弾犯の最期、

脳男が手を下してないし🔫

「ナニこの三流サスペンスドラマのテンプレ」みたいな処理の仕方💧


さらに脳男の魅力を活かしきれていないところを続けて。


やはり病院爆破計画の場面で、原作では蜘蛛の巣のように張り巡らせたトラップを、

マトリックスばりのしなやかさですり抜けて、捕らわれていた人を救出するシーンが、映画にはなかった😓

痛みも恐怖心も失っている脳男の、頭脳明晰&身体能力の高さが最大限に発揮されているシーンなのに、そこを作らないとか💢

蜘蛛の巣トラップなんて、後付けのCGとかでもいくらでも方法はあるでしょうに🕸


映画版での、子どもなのに難しいパズルを数時間で完成させるとか、

病院内の見取り図を、秒で頭に入れるとか、

手錠外しの技に至っては、「羊たちの沈黙」のレクター博士のパクリだし🤣

それくらいの表現じゃ、脳男の能力は伝わらないのよぉぉぉ〜w

脳男の魅力は、蜘蛛の巣トラップくぐり抜けの術をやってこそでしょ✨


痛覚や恐怖心がなくなった原因は、原作はうろ覚えだけど、なんか頭に傷を負って手術してからそうなっちゃったんじゃなかったっけ⁉️

強盗に入った人が「(術後の保護のために)大きな鳥かごのようなものを頭にかぶっていた」みたいに証言していたのが印象的で。

映画では、なんとなくふわっと「無痛と頭脳明晰が備わっていました」的になってたけど💧

まぁ小さい頃の手術の下りは、時間的に省略したのもわかるけど。


でもだからと言って、脳男は痛みや恐怖心がなくても、映画ではさすがにあれだけ二階堂ふみの車に跳ね飛ばされまくったりしたら、骨とか内臓ヤラれて死ぬでしょ😱

いつから

脳男=不死身

って設定になった⁉️

痛みを感じない=死なない

わけじゃないんですけど😓


その他にも、映画では無駄に性的な表現を多くしてる不快さ🤮

原作ではそういう要素はほぼ皆無だった記憶あり🤔

あと無駄な爆破シーンも多すぎ💥

新米刑事の最期の自爆行為、全くの意味不明🌀

映画版は中身ではなく、表面的な派手さだけで宣伝している気がしてならない💢


江口洋介の刑事役、ドラマ「白夜行」の武田鉄矢刑事や、旧「ストロベリーナイト」の武田鉄矢の方のガンテツぽくてウザい💢

(リニューアル後のガンテツは江口洋介だったしw)

爆弾犯からの電話で「先生にオイタしてるんじゃないだろうな」って…

「オイタ」って、いつの時代の誰が言うセリフよwww

こんなキャラとセリフを言わされる江口洋介の悲劇…🤣


精神科医 松雪泰子の患者であり、弟を殺した加害者の染谷将太の設定もいらん気がする😓

(染谷将太、シュッとしててビックリw)

ラストの「脳男は見抜いていましたよ」アピールをしたくて出しただけの人物に過ぎないと思う。

そんなことするくらいなら、原作のように爆弾犯を見抜いた上での逃亡劇にしてくれればイィのに🚁


原作未読の場合は、普通のサスペンスみたいに楽しめたかもだけど、

(それでもドラマレベルのテンプレ感は否めない😓)

原作ファンからすると、本当にトコトン原作と脳男の魅力を潰してくれちゃって、演者が気の毒になりました😂

特に無感情を表現するのに、まばたきをしないで演じた生田斗真くん…お疲れ様…💧


映画の脚本と演出が💩すぎて、

思わず原作に立ち返りました📖




最初の「脳男」は、譲り受けてしばらく所有していたのですが、大きくて厚い単行本だったので、何度もの引っ越しを経てたぶん手離してしまった記憶が😭

なので未読だった「脳男2」と共に、文庫版でお迎えしました📚

「脳男3」も欲しいのですが、そちらは文庫版になってからはまだ1年くらいしか経っていないので、なかなかリーズナブルにならぬ😅


近年、自身の病院だけでなく、主人の病院の付き添いや、トラちゃんの病院も増えてきて、待ち時間がたくさんあるので、小さめの文庫版が嬉しいのです📕

というか、家にいると絵を描いたり、編み物をしたりするので、読書の時間は唯一待ち時間のみだから、あまり進まないのですが😆

でも待ち時間の楽しみになるのは、良いことだと思っています✨