彼とお別れしてから早いもので6年も経つ。

 

今年の七回忌のタイミングで、頑張ってる奥さんを元気づける為にグループ数人が集まった。
 

彼が居なくなれば関係する人たちのは途絶えてしまうと彼女は思っていたらしい。
 

一緒に来れなかった人達から託された花籠を仏壇に供え、在りし日の彼との思い出に盛り上がる。
 

行動的な彼が居なくなり、あまり出かける事がなくなったと聞いた。
 

「じゃあ聖地巡礼じゃないけど、彼の好きだった場所に行こうか」と彼女を連れ出す。

 

神社や食堂や展望台。

 

みんなかなりの盛り上がりで笑いが絶えることはなかった。
 

「楽しかったからまた集まろうや」の締めの言葉で解散。
 

彼女は改めて彼の立ち位置がわかったみたいで

 

「あれから6年も経つのにこんなに集まってもらえるとは思わなかった」
 

「彼のおかげですょ。そもそも彼が居なかったら僕らみんな出会う事なかったんだから」

 

彼女は頭を下げたまま頷く。
 

帰ってから、彼女が祭りの後みたいな空虚に浸ってないかと気になりメールを送った。
 

「私達は彼の意思を継ぐ遺産の様なものです。

 

彼を語りあうと言う事はまだ生きてるのと同じです。

 

そして誰も彼を語らなくなった時が本当のお別れだと考えてます。

 

今回の集まりは彼が手招いたもので、彼はすごく喜んでいると思います。

 

あの時はこんなに話せていなかったから、とても新鮮で刺激的ですごく楽しかったです(^^)

 

また集りましょ(^^)
 

会食の時話した、若さと健康のヒケツ。
 

1日4回笑って4回感動して。

 

は達成されましたね。かなりはみ出ましたけどね(^^)」

 

尿管結石と診断されて一か月経った(T_T)

 

痛みは殆ど無くてすこぶる元気な毎日

 

もしかして出たか?

 

レントゲン・血液検査・おしっこ検査を経て診療室へ

 

若い医師がモニターも見ずに「どうですか?出た感じしましたか?」

 

「痛みが全く無いので出たんですかね?」

 

やっとモニターに目をやり「あ~!1センチ」

 

「え!4ミリが1センチになったんですか?」

 

彼は笑いながら「いえいえ、1センチ下がったんですね」

 

一か月で1センチは宇宙の果てを見る様な気の遠くなる話

 

「4ミリは排出できる大きさですけどね」

 

「近所の人が14ミリ入ってて、ビールがぶ飲みしたら翌日コロンて出たそうですょ」

 

「14ミリは大きいな~?ほんとですか?」

 

となりの人は何でも盛って話すからな~(>_<)

 

 

医師は最悪の場合は~?って言いながら

 

「尿管を扇動する薬出しときますから、また一か月様子みましょう」

 

ほ!手術は嫌だょ(>_<)

 

 

原因として運動不足と食生活

 

在宅ワークは注意しなければ^^;

 

それと、信じたくないけど

 

ブラックコーヒーダメって言われた(>_<)

 

ミルクか牛乳を追加してくださいって

 

そう言えばブラックコーヒー大好きだからよく飲んでるょ^^;

 

ショック(>_<)

 

さて、またまた水2リットル飲まなければ^^;

 

ある日、知らんまに「コロン」て出ておいで(^^)

 

そう言えば薬局のおねえちゃんに

 

「生まれたら電話するわ」って言ってしまったな~^^;

 

これも参考にします

 

尿管結石を早く出す方法|私はコレをして、たった2日で出ました!|グリーンマン8 (greenman8.com)

 

 

 

あれからもう6年近くなるだろうか?
 

継続的に撮影の仕事をしていたある団体があった。

 

4年前ある大きなイベントの仕事の納品を終え、後日集金の連絡を受けたが丁度身体が最悪の状態でのちに入院する事になり、完全に途絶えてしまった。

 

その後すっかり良くなったが連絡をとらないでそのままになっていた。

 

もう4年も経ってしまうと心配なことがある。

 

たしか、請求書を送って1年か2年そのままだと、請求そのものが失効してしまうとか。

 


 

もう忘れてしまっていたら諦めようとメールしてみた。
 

彼も心配していた。

 

請求書の事も気になっていたみたいで金額も憶えていてくれた。
 

その後3年ぶりに出会う。
 

「すみません。あの請求は法律上は失効してるんですけどね」
 

「いやいやお世話になってるからそんな事は言わないょ。これからの事もあるし」(^o^)
 

その後、やっとコロナ明け最初のステージの打ち合わせに話しが変わっていた。
 

一気に時間を飛び越し何事もなかったみたいに(^^)


そこそこの大手に勤めていたのだが人間関係に息詰まり。
 

それと、仕事の内容が一生という単位では捕らえられなくなり退職した。
 

父は退職金で家が建つしか言わない。
 

これから何十年、一度しかない人生を退職金の為だけに働くのも納得できなかった。
 

 

さて、何が向いてるのかもわからないので、気持ちをリセットしてゼロベースで考える。
 

とにかく誰もがやらない仕事からやろうとゴミ収集会社に勤めた。
 

 

市の収集車ではなく事業所や商店の収集が主で、通勤の車を避ける為まだ薄暗い朝早くからワンマンで走り回る。
 

飲屋街では、もったいないと叫びそうになる高いボトルキープの廃棄物(仲間は持ち帰っていた)や、ラーメン屋さんの裏口に

は、残ったスープが大きなバケツめいっぱいに出る。
 

スーパーの収集も期限切れや売れ残りの食品。

 

クリスマスが明けると大量のホールケーキ。

 

夏が過ぎるとアイスが箱で捨てられていた
 

現在のSDGs環境では非難を浴びそうなほどの作り過ぎの廃棄である。

 

まさにもったいないのオンパレード。
 

 

この仕事は5Kどころではない。
 

夏はかなり臭い。
 

家内に言わせると家から半径50メートル以内に入ると私が帰って来たのがわかると(TT)お前は犬か?
 

冬はいくら着込んでいても耐えられない位寒い。

 

そしてゴミ収集よりも凍結で動かなくなった車の後押しばかり。

 

でも、これやらないと収集が止まってしまう。

 

12時で処分場が閉まってしまうからなのだ。

 

お昼前に焦ってる収集車がいればソレです。

 

この仕事は人間も見えてくる。
 

仕事のランク付けとしては最低みたいで、かなり見下した態度をとられたり、リアルに鼻を摘んで話をされたり。

 

ゴミを車に入れてる後ろからゴミ袋が投げ入れられたり。

 

振り向いたら事務所の若い女性が去って行ったのだが、ちっとも性格可愛くないし、あまり気持ちいいものではない。

 

この仕事は、こんな感じで人の素の姿や、日常では見れない意外な裏の風景が見えたりもする。
 

 

とても特殊で大切な仕事をしている収集車の皆さん達に感謝です。

 

毎日ご苦労様です。

今は亡き親父の弟さんの通夜に行った。

 

4人兄弟の末っ子で、最後を締めくくる形になった。
 

親戚としては距離もあり、はじめましての人も多い中で不思議な人が居た。
 

 

さほど大きくもない和室に故人は安置されていた。

 

「あぁ、あの元気な時と変わらないね」

 

入れ替わり立ち替わり故人に縁があった人たちがやって来る。

 

故人の友達らしき人が勢いよく入って来たが、なんか強烈な違和感がプンプンする。

 

黒い礼服から目を落とすと、普通は黒で統一するはずの靴下が明るいチェック柄。

 

でもね、それで話は終わらない。

 

よく見ると左右の靴下の柄がまったく違うのだ。
 

近くにいた姪っ子さんと目を合わせると複雑な表情。

 

彼が退席してから「あれってオシャレなのかな?」って彼女に聞いたら苦笑いでは首をかしげる。

 

年取ると紺色と黒色がわからなくて左右色違いってのは聞いた事があるが、明らかに違う色のチェック柄はどうだろ?

 

喪服であってもさりげないオシャレとでも解釈したらいいのだろうか?

 

 

でもね、ネットで調べたら左右違う柄の靴下って堂々と売ってるんだょね(^^)

 

 

 

 

 

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テレビで毎日コマーシャルやってる会社に着物の買い取りをお願いしてみた。
 

知り合いの断捨離で出てきたものの中から選別して、最終的に不要になったものを引き取った。

 

姪っ子が話を聞きつけて,その中から数点持って帰った。

 

なので、あまり良い物が無く何故か帯だけが沢山残ってしまった。

 

あまり期待は出来ないが、1点でもお伺いしますとの事なので来てもらうことにした。
 

事前に知り合いに聞いたら「1点100〜200円位だょ」
 

まぁいいや、捨てたらゼロだからね。お昼ご飯にでもなればそれでいいし。

 

「こんにちは」
 

キタキター!とっても奥さま方にはポイント高そうな好青年。
 

丁寧で柔らかいもの言いにウットリ(奥さま方の場合はね^_^;)
 

きっちり身分証や会社の説明、買い取りの詳細の説明を受け、さぁ査定に入ります。

 

1点1点丁寧に吟味と同時に「貴金属等はありませんか?イミテーションでも構いません」
 

きたきたー!

 

本当はそっちが一番欲しいんでしょね。
 

「うちにはないかな~?(^_^;)」
 

そのうちメルカリの話で盛り上がり、
 

私が出品してる物をスマホで見てもらった。
 

なかなか売れない古いG-SHOCKを見つけた彼は、写真を撮って本社に送る
 

「これ2000円で買いますょ」メルカリの手数料とか送料引いたらそんなものかと

 

「売った!」
 

やれやれ1つ手間が省けた(^^)
 

「あれって使ってますか?」
 

「ん?」
 

彼は、私がかなり前に使っていたメガネを指さしていた。

 

今は、あちこち置き忘れた時の為にサブで活躍してるもの。

 

耳当ては汗で痛みがあり鼻あても変色。
 

しばらく眺めていたが「これ18金ですね」
 

「えっ?」
 

確かに高かったが、まさか金が?
 

「当時高かったでしょ?」
 

「確かに8万くらいしてたかな?」
 

しばらく本社とやり取りの後。
 

「これ1万でどうですか?」
 

なんか着物どころでなくなった。

 

確かに今は金が上がってるから。
 

でも、一線を退いた窓ぎわのメガネが1万円とは驚いた。
 

だから「お願いします」(^^)ってなります。 
 

買い手の付かないレコードもたった100円だったが、ひたすら断捨離断捨離(^^)
 

おかけ様でスッキリ(^^)
 

着物の行き先を聞いたら、高価なものは別として、観光地のレンタル衣装になったり、歌舞伎の舞台やテレビや映画の衣装に需要があるらしい。ちなみに振袖がいいらしい(^^)

 

ちゃんとリユースになってる。

 

今はまってるメルカリやフリマもそうですね(^^)

 

痛みがあり、ひきとれないものもありました。

 

あげると言っても断られました(>_<)

 

この会社はしっかりしてるょ(^^)

 

 

結果、着物と帯の総額は1800円。一点100~500円でした。

 

が、思いがけないヒットが眼鏡と時計で12000円(^^)

 

お昼ご飯どころではなくなりました(^^)
 

 

よく飛び込みで着物や貴金属の買い取りをする業者が居ますが絶対に怪しいです。

 

知り合いのおばあさんですが、わざわざ家の中に招き入れてハギレを引き取ってもらったそうですが、後日留守中に大切にしていた着物がゴッソリ無くなっていた。

 

犯人は最初の訪問であたりをつけていたのではないのかと思います。

 

昔は家に鍵なんかかけない平和でおおらかな時代でしたから、警戒心もないお年寄りは最もターゲットになりやすいです。

 久しぶりに会った友人が

 

「この頃エレクトーンにはまっててね」と言った。
 

まさか?

 

力仕事でムキムキで、な〜んの趣味もない君が?

 

わ!すげー!見直したわ(^o^)

 

「また聞かしてもらうわ」彼は笑って手を横に振る。

 

「違う違う」スマホのYouTubeを開くと

 

「826askaが天才なんだょ」
 

な〜んだ(^_^;)すっげぇ期待して損した。
 

 

たしかに、様々なタイトル曲をエレクトーンだけで、いとも容易く完コピしてる。

 

相当なコスパ(^o^)

 

もうオーケストラなんかいらないや(^o^)
 

彼女は5歳からエレクトーンを始めて

 

その時から才能を発揮

 

現在21歳。

 

オーケストラバージョンもそのままの完コピには脱帽です。
 

ぜひ聞いてみて下さい(^^)

 

 

 

もしや癌などという心配を裏切り

 

診断結果は「尿道結石」

 

 

3日後に再度診察に行ったら

 

レントゲン写真のビフォーアフターを見ながら

 

「おしっこしてて何か音がしましたか?」

 

「何もないですが。え?出たんですか?」

 

「いえ、ここにありますが殆ど動きは無いですね」

 

まだあるんか~い((+_+))

 

「出血も無いので軽いほうだと思います。石が出やすい薬一か月分出しときますので、次に強い痛みが出れば来てください」

 

 

今のところ殆ど痛みはなく普通に生活出来てるけど

 

毎日爆弾抱えてる様で嫌だな(>_<)

 

超音波で砕く方法もあるらしいけど、石が小さいと精度はあまりよくないらしい。

 

最悪の場合は切開が一番いいらしい(>_<)

 

わ~ん!

 

なんとか「コロン!」と出ておいで(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 


一ヶ月前から就寝時に脇腹から背中や腰にかけて激痛がはしる。


どんな体制になっても痛みは変わらないし、ついに嘔吐がはじまる。


これで3回目で、まったく就寝出来ない。


家内を起こし、とりあえず湿布を貼ってもらった。


しばらくすると多少和らいだ様な気がして、やっと気を失う様に眠りについた。

目が覚めると、あれだけ七転八倒していたのがウソの様に元気になっていた。


腰になんの痛みも感じないので腰痛ではない。


もしぎっくり腰であれば一週間は患っていたはず。

なんだろう?

ネットで検索すると痛みの初期診断チャートが出てきた。


痛みの箇所、嘔吐の有無等と進めて最終的に出たのが腎臓癌の疑いで、早めに受診をと書いてある。

そんなはずはない!

うちは癌の家系では無いし。

しかし、気持ちが落ち着かなくなり、膠原病の定期受診を一週間後に控えてはいたのだが電話で予約をとる。


もしかして薬の影響も考えられるかな?と膠原病科に診てもらう事にする。

家内は、あの忌まわしき悪性リンパ腫騒動(誤診)以来の慌てよう。

「大丈夫だょ。痛み無くなってるし」
でも表情は深みにはまっている。

翌日、症状の聞き取りでCT、レントゲン、おしっこ採取からの泌尿器科へ回された。

スキャン画像を見せられ

「これですね。4ミリ」

「え?癌が」

「いえいえ、腎臓結石です」

「薬で出るのを待つか、出なければ手術で取り出すか?」

「手術〜(-_-)」

「3日分薬出しますので様子見ましょ」

手術はやだな~(T_T)出てこないかな〜?いきなり「コロン!」って(^^)

でも4ミリは?指で輪っかを作り4ミリの隙間をじっと見る。

ガクッ!

会計で難病の手帳出したけど、SLEとの関連はないからと、そのまま返された。

ガクッ!

ちなみに嘔吐はこれとは関係なく、激痛に耐えられない状況になると起きるらしい。

さてどうなることやら(T_T)


ずいぶん前になるが、花見の時期になると母方の従兄弟会が開かれていた。

 

しかし、とても頼りにしていた従兄弟たちが3人も居なくなり、もう今後出来ないのではとの感があった。
 

 

この歳になると見送る事ばかりが多くなる。
 

ふと、ある法要の席で耳にした

 

「こんな時にしかみんなに会えなくてね」を思い出した。

 

それならばこんな時じゃなくても会えばいいじゃないか、と従兄弟会をまた復活。

 

枠を外し、従兄弟たちの奥さん子供も誘って家族参加での集まりにした。

 

各自で持ち寄りのプレゼント交換も思いの他盛り上がり「こんな時」とは違う笑いの耐えない時を過ごした。

 

きっと、ここに居るはずであった彼らも喜んでいると思う。

 

親戚と言えど、これもご縁あっての事。これからも大切にしていきたい。

 

 

その時、書籍を出版した作業療法士の奥さんが言っていた言葉が印象的だった。

 

「毎日笑顔5回、感動5回」(^^)