こんばんは。
岡田知子です。
昨日、南の島より帰ってまいりました。
まだ心は戻って来てない感じですが、容赦なく日常に飲み込まれております。
「竹富島へ行ってきました」と言うと、
「竹富島ってどこ?」とよく聞かれるので、簡単に説明してみますと、
沖縄の那覇から飛行機で石垣島へ。
そこから船で15分ほど行ったところにある島が、竹富島。
この竹富島は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されていて、昔ながらの建築方式じゃないと建てられないという決まりになっています。
そのため、ほぼ平屋建て。
高い建物はひとつもありません。
空が、広かった。
さて。
今回の竹富島滞在で思ったことを少し書いておきたいと思います。
備忘録的なやつです。
お付き合い頂けると嬉しいです。
今回の旅行、大大大!奮発して、
「星のや」さんに宿泊しました。
リビングの窓が大きく、とっても開放的!
お庭もあって、木の香りと、琉球畳の香りに癒されます。
庭や敷地内には、南国の色鮮やかな花々が咲いていて、
星のやには、テレビがありません。
照明も最小限。
ちょっと「え?暗くない?」と思うぐらい最小限(笑)
というのも。
ここのキャッチコピーは、
「現代を休む日」。
「せわしない時間の流れから解き放たれる
世界にひとつだけの数日間。
圧倒的な非日常を、どうぞご堪能ください。」
ホームページにはそう書かれていました。
<星のやさん ホームページ>
この「圧倒的な非日常」を味わうために、
すごく迷いましたが、ノートパソコンを持って行きませんでした。
正解。
でした。
午前6時、
朝日が光る海を見ながら、深呼吸&ヨガからスタート。
海へ行ったり、
プールへ行ったり、
集落を散歩したり、
海に沈む夕日を見たり。
テレビも見ず、
スマホも殆ど見ず、
(1日が終わって充電残量が70%という驚き)
自分の気持ちや「今」と向き合う時間をたくさん持つことができました。
中でも一番の時間は、
星空を見ながら敷地内のプールサイドの芝生で、寝そべってのヨガ。
(そういうアクティビティがあるのです)
車の音も街の騒音もない。
聞こえるのは、風に揺れる草木の音と、ミミズクやヤモリなどの声。
見えるのは、真っ暗な夜空に浮かぶ月と星と雲だけ。
頭を空っぽにして、静かに流れる雲を見ていました。
仕事のことや、
将来への不安、
日常のあくせくしたことが、
夜空に消えていくようでした。
私は、
ここにいて、
息をしていて、
この身体と心は、
私のためだけにあって、
嬉しいとか幸せとか、
そういうものを感じるためにここにいるんだということ。
そのとき、それをめいっぱい感じていて、
「これでいいんだなあ」と。
「これ以上大切なものなんて無いよなあ」と思いました。
あれもこれも欲しがったり、
「もっともっと」と思ったりしていたのは、
ただの「見栄」や「欲」でしかなかったこと。
自分が「幸せ」を感じるために必要なものは、
そんなに多くないということ、
必要なものはもう全部持っているんだということ。
そして、一番大事なのは「自分が心地良いこと」。
そのためには、自分が「心地悪い」と思うことを手放せばいいだけだということ。
肝心なのは、自分の心に素直になること。
自分の迷いに「大丈夫」と言ってあげること。
人のワガママの前に、自分のワガママを聞いてあげること。
「もっともっと自分を大事にしてあげよう。」
南の島で、出会った答えはそんな言葉でした。
「現実」と離れることで見えた「現実」。
とらわれていた考え方。
ぼんやりとした言い方になるけれど、
すごくいろんなことに気付けた旅となりました。
あとは一流のサービスに触れることが出来たのも、大きかったです。
星のやさん、もうほんと素晴らしかった(涙)
送迎バスの運転手さんから、
レストランの店員さんまで、
とても行き届いた接客に感動しました。
決してお安い宿ではないけれど、
絶対また行きたい。そう思える場所でした。
友達が撮ってくれました(´ω`)
10年前に日帰りで訪れて猛烈に感動してから、
もう一度行きたいと思い続けていた竹富島。
やっと、やっと、
願いが叶いました。
一緒に行ってくれた友達に感謝!
またきっと行くからね。
待っててね竹富島。
それまで、島が見せてくれた人生を生きたいと思います。
ありがとう。
この旅全ての出会いに感謝。
岡田知子