こんばんは。
岡田知子です。
現在、中京テレビDEARDEA講座のライターとして、様々な講座に入らせて頂いている私ですが、この講座が始まる前少し前に、一人で中京テレビさんへ打ち合わせにお邪魔したことがありました。
セミナーお手伝いでは入ったことがありましたが、一人で行くのは初めてで、ちょっと緊張しながらの打ち合わせ。
いつも優しい中京テレビの担当者さまたちと今後のお話。
無事に終わって、ちょっとホッとしつつ外に出て、
天気が良いので歩き始めた私の視野に入ったのは、
約２０年前に卒業した母校でした。
移転してきたので、私が卒業した校舎はそこではなかったんだけど、一応母校は母校。
学部は今でもあるのかな。どうなのかな。
ちょうど授業が終わったのか、ぞろぞろと学生たちが私の前に出てきました。
わたしの後輩たち。
相変わらず地味な学生が多いことよ！(笑)
わたしが、彼らの年だった頃、
そう、それは「就職氷河期」と言われた時代。
マスコミ関係が、私の第一志望でした。
愛知県内のテレビ局ほとんどに資料請求を送りましたが、返信すらありませんでした。
唯一あったのは、地元のケーブルテレビだけ。
そこも面接で落とされました。
地元を離れることは母に反対されていたから、通えそうなマスコミ関係にはあちこちアタックしたかな。
あの頃まだ、メールはメジャーじゃなかったから、手書きの封筒とかハガキで。
でも全然ダメでした。
結局、最初に内定をくれた不動産賃貸の会社に入社を決めました。
確か6月に入って、もうリクルートスーツを着るのが暑くて。もう嫌で嫌で。
別に行きたい会社じゃなかったけど、何でもいいやって決めました。
（もちろんそこで学んだことも沢山あったし、それはそれで良かったんだけどね。）
でもどこかで諦めきれず、大学４年の冬にバイト情報誌でたまたま見つけた
「テレビ局でカメラアシスタント」というアルバイト。
ダメ元で申し込んだら受かっちゃって、数ヶ月だけ働きました。
カメラのケーブル持って、ビニールテープをポケットにいっぱい入れてカメラマンの後ろをついて行くお仕事。
何もかもが新鮮で楽しかったけど、就職は出来ず3月で辞めました。
やっぱり働きたかったテレビ局。
ただのミーハーかもしれないけど。
そんな私が、２０年越しに叶えた夢。
テレビ局でお仕事をすること。
２０年前の肩を落としてスーツで歩いている私に、言ってあげたいなあ。
「これから２０年、色々あるけど、なんだかんだで夢叶う時が来るから頑張れや」と。
テレビ局の「入館証」を首から下げて歩く私は、あの頃夢見ていた私に少し近いかもしれない。
そう思ったら、ちょっと誇らしい気持ちになって、颯爽と後輩たちを追い越してみた。
頑張れよ、後輩たち。
めいっぱい遊べよ！！
にしても。
いまは売り手市場で羨ましい限りだにゃん。
岡田知子
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