何十年と会社を続けている経営者に話を聞いた件

毎日寒い寒い言うのにも飽きてきましたね。
岡田知子です。

試しに「暑い」と言ってみましたが、体感温度は変わらず寒かったです。

(何やってるの)

老後は沖縄で過ごすのが密かな夢だったりします。
暖かいって、それだけで幸せ…♡

さて。

先日、とある会社の会長さんと昼食がてら、お話をさせて頂いたのですが、

「経営者ってこうでなくちゃ！」と思ったので、シェアいたします。



会長さんは今年８０歳のおじいちゃん。

元々お父様が会社経営をされている裕福なお家で生まれ育ち、
お兄様と２人で会社を継いだそう。

でも色々あって、独立することになったのが４０代後半のこと。

お兄さんとやっていた業種（専門商社）で独立することにしたものの、うまくいくかは賭けだったそうです。

「不安じゃなかったですか？」と聞くと、

「全然。

もしもうまく行かなかったら、京都行ってタクシー運転手になろうと思ってた。
外人向けのね。

『英語、ドイツ語、フランス語、できます』みたいに車体に書いてさ。

僕、英語は喋れるけど、他は出来ないから、
もしフランス人やドイツ人が乗って来たら「今日は喋れる奴が休みなんだよ」とか言って、英語でなんとかすればいいし。

娘が京都の大学に進学した年だったから、ちょうど監視も出来ていいなあと思ってね。
まあお陰様でこっちがうまく行ったから、結局タクシーは乗れずじまいだったんだよ」
 

これを聞いて、私は

なんたるバイタリティ！！
そして発想力！！
ていうか、気負いが全然ない！

と驚きまくりました。



独立する。ってなったら、

特に家族がいたら、

「ああうまく行かなかったらどうしよう」

と、ガクブル((((；ﾟДﾟ)))))))しても良さそうなものなのに、

万が一うまくいかなくても、その時はその時だ！

みたいに、どーんと構えてる。

それが経営者たる姿なのかもしれない。

そして、30年以上前に「外人向けタクシー」という発想力。

喋れないのに車体に書いてしまうという、ちょっと強引なところ(笑)

そういうものが必要なのだと。

そんな会長からもう一つ聞いたこと。

「独立した後、何人かの従業員を雇ったんだ。

『私はお金と場所を用意する。だから君たちは稼いで来てください。

稼ぎに応じて給料を支払うから。よろしく』

って、彼らに仕事は任せた。

僕は営業の才能ないから、才能ある人に任せたんだよ」

SNS起業でも、

事務が苦手なら、事務屋さんに頼んで時間を有効に使ったり、

告知が苦手なら、告知記事が得意な人に頼んで集客に役立てたり、

そうやって、不得意なことは手放す方が良いと聞きます。

（だから私は事務をやっているわけで）

自分の苦手な事は、出来る人に任せる。

自分は、自分の出来る事にチカラを注ぐ。

そうすることで、

自分の才能をより一層発揮できる。

美味しいご飯をいただきながら、

いざとなれば、どうとでもなるさ！

という開き直りににも似た度胸。

そして、柔軟な発想力。多少の強引さ。

自分が出来ない事は、人に任せる。頼る。

そういうものが経営者には必要なのだと、

セミナーよりも現実感たっぷりに考えさせられたのでした。

会長の会社は順調に業績を上げ、

今は２代目が社長をされています。

何十年も続く会社を作る基礎。

それを教えてもらった気がしました。

経験者の話は面白い♡

またお話し聞きに行きたいと思います。

さあ、今週もあと一日。

寒さに負けずまいりましょう♡

岡田知子