真夜中にこんばんは。
秘書アシスタント 岡田知子です。

今日、わたし、失恋しました。

2年前まで、ずっと想いを寄せていて、でも実らなかった男性から

「再婚することになりました」

と報告をされました。


※ひたすら想いを綴った超長文です。
相当な興味と覚悟のある方だけお読みください。

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彼は、私が派遣で働いていた会社の社員さん。
初めて会ったのは派遣で入社した6年ほど前。

第一印象は「爽やかな好青年」でした。
即座に左手の薬指を確認したら指輪なし!

「よし!!」

と思った30秒後に、一人一人メンバー紹介してくれてた女性が
「あの爽やかな彼は佐々木さん(仮名)。ああ見えてお子さんもいるパパなんですよ」
と言われ、

( ̄Д ̄)

となり(笑)

あっさり諦めました。


それから同僚として1年半過ごし、私は退職。

私の送別会の時に、
「これからも岡田さんと会いたいので、連絡先聞いてもいいですか?」
と言われ、はじめて連絡先を交換しました。

それから程なくしてメールが来て、2人で飲みに行きました。
二軒目で、私と彼のいたフロアで「一番好きな異性は誰か?」という話題になりました。

私は隣の部署の男性の名前を「優しいし、顔が好み」と選択。
彼は「まぁ信じてくれないと思いますけど、岡田さんですね」と。

( ゚д゚)

「岡田さんがいると、パッと周りが明るくなるんですよね。すごく素敵だなって思います」と言われ、動揺した私は「またまたー!」と笑いました。
「やっぱりね。そう言うと思いましたけどね(笑) まあいいですよ、信じてくれなくて。」
と言われた結果、私の中で彼の存在が大きくなりました(単純!!)

「でも既婚者だしね。」
そう思いつつ、それからも時々飲みに行きました。
奥さんとの馴れ初めや記念日の話、お子さんと出かけた話など聞いてたので、てっきり順調なのだと思ってました。


ところが1年ほど経った頃。
彼を含めた元職場のメンバーで集まって、ホームパーティーをしていた時のこと。

「あのー、私事なんですが、僕この度離婚しまして…」

( ゚д゚)

翌日、彼との事を知る友達にこのことを報告したら、私をハグしながら「今、頭にファンファーレ流れた!おめでとう!」と言われました(笑)


離婚を機に一人暮らしを始めた彼は、私達職場メンバーを集めて鍋パーティーをしたり、バーベキューをしたり、

その準備と言って私を部屋に呼んだり、
バーベキューの下見と言ってドライブしたり、
料理教室に通い始めたら「料理作るので食べに来ませんか?」と誘われたり、
2人で会うことが増えました。

でも「結婚はこりごりだから、しばらく考えられない」とか「付き合う=結婚だから、今は恋愛はないかな」という防御をされ、モヤモヤしながらも過ごす日々。


彼はとても立ち居振る舞いがスマートで、段差があれば手を差し伸べてくれるし、お支払いは私がお手洗いに行ってる間に済ますし、冬はコートを着せてくれる…そんな人。

トラと男の子が漂流する映画(タイトル忘れた)を観に行った時は、
「岡田さん、猫大好きだから、万が一トラが死んじゃったらショックだろうと思って、一応ネタバレ見て大丈夫そうだったから誘ったんです」
とか言われて「何という気遣い!!」と驚きました。

とは言え、ちっとも関係は進まず、
40歳が見えてきた私は焦りから結婚相談所に登録し、お見合いに励む日々。

でもね。
どんなにお見合いを重ねても、彼と比べてしまうんです。

「彼ならこうしてくれるのに」
「彼ならもっと…」

好きという気持ちがある人と比べて、勝てる人なんているはずないのに(笑)
でも別の人を探さなきゃ、結婚しなきゃ、そんな思いでやたらとお見合いしてました。


そんな婚活真っ只中の2年前の春のことです。
突然「金沢行きませんか?」という連絡が彼から来ました。

彼は金沢出身。
元々は他の子と3人で「金沢にカニを食べに行こう」という話が出ていたのですが、その子が妊娠したので何となく話は消えてました。

なぜ今更?と思いつつ、彼と旅行に行けるのが嬉しくて、もちろん即答OK。

私はホテルに、彼は実家に泊まるという微妙な部分もありつつの一泊二日、春の金沢旅行。

朝早く名古屋で待ち合わせて、彼の車で北陸へ。
金沢に入ると彼が言いました。
「このまま実家に寄るね」と。
「え?!?!」と驚く私に、
「車、置いて行った方が楽だから」と、よく分からない理由を言われ、突然実家へ。

実家に着くとお母さんが迎えてくれて「は、はじめまして岡田です」とご挨拶。
彼からの紹介はなく、(私は一体なんだと思われてるんだろうか…)と思いつつ、お母さんに街中まで車で送ってもらいました。

ちょうど桜が満開の中、兼六園や21世紀美術館、近江町市場で海鮮丼…とベタな金沢観光。

彼はいつもより甘えた様子で(年下なんで)、やたらとくっついて来て、

「これはいよいよか(°_°)?」

と思ったものの、夜は飲んだ後そのままホテルに送ってくれただけでサヨウナラ。

肩すかし!(笑)

そして翌日、また実家に車を取りに行き、今度はお父さんもいて、何故か一緒にテレビを見ながらシュークリーム食べました。

ご両親に挨拶したあと、彼の実家を出て名古屋に帰る途中、湖?池?に寄り、
「ここ、いつも一人で来るんだ。人、連れて来たのはじめて。良いところでしょう?」とか言われて、

いけそうな気がする〜\(^o^)/
(古い)

と、どんどん高まるわたし。

帰り際に想いを伝えようか迷ったけど言えなくて、帰宅後にLINEで、お礼と楽しかったということと、

「昨日話した好きな人っての、佐々木さんのことなんだよ」

てな事を書きました。

前日飲みながら恋愛話になり「好きな人がいても実らないなら、自分の事を好きになってくれた人と付き合うべきかな?」みたいな話をしてたんです。

彼の回答は「とりあえず想いを伝えないと始まらないよね」というものだったので、まあ伝えたわけです。言われる通りに。

私にとっては渾身の告白。
会って直接言えなかったのは私の逃げ。


ところが。

完全スルー(笑)

その部分だけ完全無視して、
「楽しんでもらえて良かった!また写真送ってね!」
という返信が。

( ̄Д ̄)


「つまりそれが答えか」
そう思った私は、そこから徐々に距離を置き、向こうからも連絡が途絶え…

2年。

その間も数回は会いました。

「ソファを買った」と言うので「見に行きたい」と言ったら遠回しに断られた辺りから、変だな?とは思ってました。
薄々そんな日が近い気はしていました。


そして今日、元職場のメンバーで久々に集まっていたら、

「あのー、私事なんですが、再婚することになりました」


どうやら、金沢旅行の前後に今の彼女と出会い、半年後から付き合い始めたそうです。

料理教室で出会った5歳下の彼女。

プロポーズはディズニーランドの某有名ホテル。
彼女がいない隙に、ベッドに花びらを撒き、ガラスの靴と「結婚してください。ずっと一緒にいよう」というメッセージを書いた手紙を置いたそうです。
そういう人なんです。ロマンチストなんです。

その写真を見ながら、
「きゃー!ロマンチストー!すごい素敵ー!」
と笑う私。

「彼女の写真ないの?見たいー」
と盛り上げる私。

阿呆か。
阿呆なのか。

すると、彼女の写真を見せながら、

「おそらく岡田さんのお家の近くに住むことになりそうなんです。今後ともよろしくお願いしますね!」と言われました。

何がよろしくだよ。

「式は身内だけでやって、後日二次会やるんで、皆さん来てください!」

行きたくないよ。
行きたいわけないじゃんよ。


帰って来てから、彼とのLINEを読み返してみました。
携帯変えたから、ちょうど2年分。

「岡田さんからLINE来たから、嬉しくて午後からも頑張れそう」

もう彼女と付き合ってたであろう時期に届いたLINEの言葉。

言葉なんて信じちゃだめだ。
信じていいのは行動だけ。

改めてそれを思い知りました。


少し前に大学の先輩が結婚し、今回彼が再婚し。
この2人は私の中で想いが残っている人たちでした。
ずっと会ってなくても何故か心に残っていた2人。

この2人がほぼ同時期に結婚して、私の手の届かないところに行ったこと。

「全て綺麗さっぱり忘れて、次へ行きなさい」

誰かにそう言われてる気がします。


でも、本当に大好きだったから。

あの時、距離を置かずに攻め続けたら落とせたのかな、とか。
告白なんてせずに、ずっとあのままいたら良かったのかな、とか。
思い始めると心がチクチクざわざわして、叫びたくなるけど。

もう終わったことだから。

でも。
今夜だけはそっと涙して、この気持ちときちんと別れたいと思います。


ばいばい、佐々木さん。
お幸せにね。
近くに引っ越して来ても、よろしくは出来ないけどね(笑)

ばいばい。


四十路過ぎての失恋は、精神的ダメージ半端ないっすね。
もう懲り懲り(笑)
誰の事も好きになんてなりたくない(笑)

もう恋なんてしない。
もうできない。


以上、私の失恋記念日でした。
もしここまで読んで下さった方いらっしゃったら、本当にありがとうございました。

長文乱筆お許し下さい。


岡田知子