支え

そんな時、何も知らないＳは
すごく私を心配してくれた。

体調不良だった時から
意気消沈している時も
毎日のように電話やメールをくれたり、
お酒以外の遊びで私を誘い出し
元気づけてくれた。

Ｓは何も知らないけど、
Ｓがくれる色んな言葉や
色んな態度に私は元気づけられ、
いつのまにかＳは
私にとって支えとなっていた。

彼氏の決断に迷いを覚えてしまっていた私は
Ｓと彼氏の間で迷い始めた。

悲しみ

いつも、まだまだ仕事がしたいと言っていた私が
産むという決断をするとは思っていなかったんだろう。

彼氏は私の決断を聞くと、
考え込み、そしてまだ養える自信がないと
涙を流しながら答えた。

私は、正直に誠意を持って
謝ってくれた彼氏の決断に従った。

手術はすごく痛くて、
お腹の痛みより心の痛みが大きくて、
涙が止まらなかった。

彼氏とは遠距離なので
手術が終わって２日間は
一緒に過ごせたけど
また離れて過ごす生活。

私は言い表せない悲しみと
赤ちゃんに対する申し訳なさで
意気消沈する日々が続いた。

体調

しばらく体調不良が続いた。

毎日のように飲んでる
大好きなビールも
飲めなくなった。

原因は、妊娠。



もちろん彼氏との子供で、私は彼氏に話をした。

私はまだ仕事がしたかった。

だからいつもちゃんと
避妊していたのに・・。

でもこうなった以上、
責任は私達自信にある。

私は産む決意をした。

しかし思いもよらない事が起きた。