だいぶ過ぎてしまいましたが
3月12日は
双子ちゃんお誕生日でした
元気に6歳に!
おめでとう
あれから6年。
そう
福島の地震の次の日。
予定帝王切開でした。
幸い、
母子総合でNICUを完備、
救急を受け入れてる
大きな大学病院だったので
耐震もしっかりしていて
テレビが倒れそうな程に揺れましたが
少し停電があったくらいで
自家発電もあり私は何も苦労しませんでした。
テレビで
福島で、震災当日に生まれた子が
何人か特集されて出ていました。
お母さんたちはみんな
おめでとうって言っていいのか悩むと。
他の兄弟は
朝起きて来たら一番に
おめでとうを言ってあげるけど
この子には言えない…と。
私も同じ気持ちでいます。
本当に痛いほどよくわかります。
毎年心の中では葛藤しています。
でも
おめでとう
笑顔で言います。
おめでたいことです。
双子妊娠発覚の瞬間から
たくさんの不安を抱えてきました。
ひとりは、もうひとりに
吸収されてしまう事があります。
さい帯を共有しているので
どちらかに栄養の供給が
かたよってしまい
ひとりが育たないかもしれません。
長女の妊娠の時には
聞いたこともないようなリスクが
先生の口からたくさん並べられました。
それでもわたしにできることは
何もありません。
このお腹に抱えながら、
助けてあげることができないのです。
ただただ、
ふたりの顔を見れますように、と
祈るのみでした。
そんな日々を乗り越えて
ふたりは生まれました。
おめでたくないわけがありません。
大事なのは、
そんな事があった時だったけど
あなたたちが元気に生まれてきてくれて
周りのみんなが笑顔になった事、
あなたたちが生まれたのと同じに
たくさんの人が亡くなったけど
その意味がわかるようになった時、
追悼できる心でいてほしい事、
生きている事に感謝できる事。
それを母として
伝えていく事だと思います。
起こってしまったことは
変えられないから、
それをどういう気持ちで
受け止めていくか。
ネガティブな思考は、
母が自分の中で消化、もしくは
持ったままいればいい。
私は、そう思いました。
色んな意味で
命の尊さを教えてくれる
双子の誕生日。
これからも元気に育ってね!