坂本龍馬の愛した音楽~月琴~
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はじめに まえがき

幼い頃習っていた月琴。
お月様みたいに、まーるい弦楽器。


元々は、中国の明時代の宮廷音楽で用いられていたという中国の弦楽器。

明楽、清楽として長崎へ伝わり、幕末の藩士たち、特に坂本龍馬がとても気に入り、妻・おりょうとの新婚旅行の帰りには、おりょうを一人長崎に残し、書家・小曽根乾堂のもとで、月琴演奏を習得させたというエピソードがある。
まさしく、坂本龍馬の愛した、幕末の音楽である。

もともとの明時代の宮廷音楽や、清時代の清楽、これら中国語の歌詞付きの楽曲と、長崎に伝わった際アレンジして長崎弁の歌詞がついた楽曲を、月琴の他に太鼓や明笛、胡琴や琵琶などと合奏する形で残るのが、長崎明清楽。
長崎の重要文化財として指定されている。




2009年、出産を控え、長崎に里帰りした機会に、月琴を引っ張り出して弾いてみました。
幼い頃を思い出しながら…約20年ぶりの音色は、とても優しく、胎教にも良さそう。
月琴という名のごとく、月明かりの下で静かに奏でたい、繊細な音色です。

この音色を龍馬は一体どんな気持ちで聞いていたのでしょうね。


めったにない長崎への3ヶ月滞在の私…、
後継者の少ない月琴・明清楽について、この機会にまとめて備忘録を残しておこう、と思い立ち、ブログをはじめます。
実際の音色も、動画でアップロードできたら、と思います。
が、なにせ、初の出産育児の合間に書いていくので、更新は、ゆっくりゆっくりですので、ご了承くださいませ。

うろ覚えの部分は、長崎明清楽保存会相談役、小曽根吉郎氏に確認させてもらいながら進めていきます。
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