子どもは社会の宝だと言うが、そう思っている人はどのくらいいるのだろうか?

日本で子育てをしていると、世間や社会から 冷たい目で見られることがよくある。

 

 公共交通機関で、ベビーカーを使うと、迷惑がられることがある。

子どもが泣き出すと、冷たい視線がそそがれる。

ひどい時には、「うるさい」とはっきり言われ、途中下車することになる。

 

 保育園にも、地域住民から「子どもの声がうるさい」という 苦情が寄せられる。

子どもが通う保育園では、おしゃべりせずに 静かに帰る という約束事がある。

 

 休みの日に、近くの公園で子ども達と 野球ごっこをして遊んでいたら、

「バットは禁止」と 地域住民に怒られた。

バットといっても、プラスチックの子どものおもちゃにすぎない。

 

 悲しくなってくる。

 

 赤ちゃんは、泣くのが仕事である。

子どもは、元気よく遊ぶのが 仕事である。

私は、子どもの頃 そう言われて育った。

 

 誰しも 赤ちゃん頃、子どもの頃が あったはずである。

大なり小なり 周りの人に迷惑をかけながら 大きくなったはずである。

大人になると、どうして子どもの頃のことを忘れてしまうのだろう?

 

 どうか お願いです。

子ども達を、頑張って子育てしている親を、温かい目で見守ってもらえませんか。