人間が一番成長する時はいつだと思いますか?

私は、自分の小ささを知る時だと思います。

 

巷では自愛をしなさい、自分の価値を認めましょうなどと言われています。

 

実際、私も自分に自信がなかったときからセルフラブを学び、自愛をしたり私には価値がある。

と言い聞かして実際20歳で1人で1日に100万円の売り上げを上げたり、プライベートも恋愛を楽しんだりしていました。

 

それは凄く良いセルフラブの成功体験なのですが、少し間違ってしまうと危険な落とし穴もあるなと思ったのです。

驕りが出てしまったり、どうしても自信が持てない自分を責めてしまったり、結果が出ないことにこんなに頑張ってるのになぜ?と

なってしまったり。

 

 

自分に自信のある人ほど「なんでできないんだ。なんで思った通りにいかないんだ」と落ち込みやすいのだそうです。

逆に自信のない人ほど、「できなくて当たり前。思い通りにいかなくて当たり前。そこからどうしていくか?」と落ち込むことなく次のステージを考えることが無意識に出来るのだそう。

 

 

 

自信があるのは決して悪いことではありません。凄く良いことです。

でも、自信がある故に理想と現実のギャップに苦しんだり、少し冷めた目で物事を見る様になってしまうと

凄く生き辛くもなってしまうのです。

 

実際私も頑張っても上には上がいる。

自分との戦いだ。と頭では分かっていながらもうまく行かない時は人と比べてしまう。

そんなどうしようもないことで辛い思いをしたりしました。

 

 

そんなとき、家族の都合で初めて、ニューヨークに行きました。

 

そこには、リアルにドラマの世界を生きてる本物のセレブ達がニューヨークのど真ん中のペントハウスでパーティーをしていたり、当たり前にハーバード、イエール大学などのアイビーリーグを出た世界一のエリートがいたり、パン屋さんにハリウッドスターがいたり。

かと思えば、高級地から20歩歩けば目の前でひったくりが起こったり、ドラッグ中毒の人たちや赤ちゃんを抱っこするホームレスの人がいたり。

人生で初めて銃声も聞きました。

真逆の世界が同じ空間にあって、世界の縮図を目の当たりにしたかの様な気分でした。

 

 

実際にこんな世界もあるんだと目の前で見た時、今まで自分が見てきた世界は何て小さくて、私は何て小さい物差しで物事を判断してきたんだろう。と凄く衝撃を受けました。

そして自分の小ささを知ったのです。

 

日本の職場で1人で100万の売り上げを上げてようが、もしそれが1000万だろうが、上には上がいる。

世界は広くて、私という存在は小さいのです。

なんて自分には何もないんだ。何て小さい存在なんだ。本気でそう思ったのです。

 

 

 

そしてその思いは私を落ち込ませるものではなく、縛られていた鎖から解き放つような、とても清々しいものでした。

 

 

きっと、考えれない様なセレブの中にも、それより上のセレブと比べたり、信じられないくらいエリートの中にも、その上の天才と比べたりしてしまうものなんだと思います。

 

人間やっぱり、どこまで行っても、上には上がいるのです。

 

 

どんだけ頑張っても小さいのだから、大きくなろうとも大きく見せようともしなくていい。

私は私のまま、自分の好きなことを精一杯頑張って、今ある幸せに気づけば良い。

 

 

自分の小ささを知った人から、不毛なレースから一抜けとして抜けて行って、誰の人生でもない

本当の意味での自分の人生を生きていくんだと思います。

 

 

レースを抜けた時、あなたの心が本当にしたいと思うことはなんですか?

 

 

その先に本当の幸せがあるのだと私は思います。