みなさん、こんばんは

ニコニコ

今日は、私の古巣(?)、HAPPY LIFE CAFEで、開業14周年記念特別企画cafe miyakoをやりました!

おかげさまで、以前の常連さんや耳つぼのお客様など、(このくらい来てくれたらいいなぁ)と思って用意していたスイーツの数ぴったりのお客様にご来店いただき、すごく嬉しかったですラブ


久しぶりのカフェ店主のお仕事、懐かしくて新鮮でした。
こういう感じだったら、また時々やってみたいですねウインク





さて。




今日は、思い出話シリーズで、【エピソード2】を書いてみようと思いますおねがい





これは東京時代の話で、私がカフェの道に進むきっかけとなった飲食企業に就職する時のお話です照れ



ちなみに、私がこれまでに正社員として勤務したのは、後にも先にもこの会社だけです。





飲食業界では有名なこの会社は、当時、フレンチやイタリアンのレストランを複数経営していて、フレンチカフェも数店舗経営、社長はフランスで修行したフレンチのシェフ出身でした。
(シェフを辞めて社長業に専念していましたが、またシェフに復帰、パリで日本人オーナーシェフとして初めて1つ星を取った方。現在は会長職に就かれてるみたいです)



ここで社員になったエピソードは、自己紹介テーマの記事・私がカフェ開業を決意するまででも書いていますウインク



元々は、ブライダルプロデュースの仕事がしたくて、レストランウエディングのブライダルコーディネーターを募集していたこの会社の求人に応募した私。



それが、一次面接で社長に

「君はカフェの方が向いてるんじゃない?
カフェでもカフェウエディング(いわゆる1.5次会)やってるし。カフェ事業部の方だったら二次面接するよ。」


…と言われて、少々ショックではありましたが、まぁそれでもいいか、と思って二次面接を受けることにしたのです。





二次面接の日は、確かバレンタインデーの翌日。



私は当時、以前の職場で知り合った同い年の彼氏がいて、まだ付き合って1年ちょっとだったものの、お互いに将来の結婚を意識していた相手でした。



しかし、それまでもあまり上手くいってないというか、危うい雰囲気ではあったのですが、なんと、事もあろうに、その二次面接の前日に別れることになってしまったのですガーンガーン



別れ話を切り出したのは彼。
私はバレンタインデーにフラれたわけですえーん

でも、私を嫌いになったわけではなく、管理職になり、仕事が忙しくストレスもあった彼に対して、私が不安感を出し過ぎてしまい、重くなってしまったんだと思います。(それまでもいざこざあったからわかる)

のちに、当時の彼の気持ちがよくわかって、本当に申し訳ないことしたなぁ、私コドモだったなぁと心から反省、もう同じ過ちはしないと誓いましたけどねあせる




別れることを泣く泣く了承したものの、もう、ショックで悲しくて、泣きながら、当時の同僚に電話📞で話を聞いてもらって慰めてもらい。

その後も1人で泣き明かしました。




そして迎えた二次面接の朝。




私のまぶたは、見事に腫れぼったくなっていました滝汗
そりゃそうだ、泣き腫らしたわけだから。笑





うわ、こんな顔で社長と面接するのか〜!
ヤバイ…どうしよう…。
泣いたのバレるかな?
しかし、行かないわけにもいかないし…



意を決して向かったのは、港区某所にある本社の社長室。



そこへ、緊張しながら足を踏み入れた私は、思いもよらない展開を体験することになるのですびっくり




もう20年以上前のことなので、最初、どんな話をしてたのか覚えてないのですが、なぜか「昨日失恋して泣き腫らしてまぶたが腫れてるんです」ということを打ち明けていました。



そして、失恋話(私の気持ち)を聞いてくれて、軽くスマートな感じで励ましてくれたのです
それにうるっときて、思わず社長の前で泣いてしまったえーんちょっとだけですけど。



社長は、一般の会社の面接で質問するようなことは、ほとんど言ってきませんでした。
関係ない話がほとんどだった!!
全然就職の面接っぽくなかったなぁ…って思ったことを覚えてます



ただ、カフェの社員でもウエディングには携われるから、やってみたらどうか、と言われました。


その時に、

「君ならきっといいカフェ創れると思うんだけどなぁ。」

…と言ってくれたのです‼️びっくり





結果として、私はカフェ事業部の社員として4月に入社することになり、これが私をカフェ道へ導くきっかけとなったのですお願い
そして帰郷後、私がカフェ開業を決意する事へと繋がっていきます。




こんな風に、私をカフェ道へ導いてくれた社長には本当に感謝しているし、あの当時は自分でカフェを開業したいなんて、これっぽっちも思ってなかったのに、社長が言ってくれた通り、(自分で言うのも何ですが)いいカフェを創ることになったわけで…ホントに社長は凄いなぁと思いますラブ





いや、それもさることながら、



社長面接で、採用に関わる質問をほとんどしないなんて、しかも、面接で失恋話して泣いちゃった人を社員として採用するなんて、普通ありえなくないですか⁉️



まさに、前代未聞の社長面接!!





私は、フリーターとしてかなりの職場を渡り歩いてるので、かなりの数の面接を受けてますが、あの面接は群を抜いて特殊でしたキョロキョロ

仕事に関係する質問をほとんどしないで、恋愛の話をするなんて、あの会社以外、経験がありません。



個人でやってる小さなお店のアルバイトの面接ならまだわかりますよ。


当時でもすでに10店舗以上あった企業、株式会社の社長による社員の面接で、ですからね滝汗






でも、このことは私の人生を変える大きなきっかけになったわけで、この会社で経験させてもらったこと、学んだことってすごく大きくて、短い間しか居なかったけれど、このご縁に本当に感謝してるんです。


カフェ開業3周年時に作ったリトルプレスを、社長に郵送もしてます(返事はなかったですけどね)。





だから今でも、この会社の動向は気にしています。



振り返ってみると、仕事の思い出は楽しいものばかり。


私が勤務していた六本木店を始め、当時あったフレンチカフェは本店以外全部無くなってしまったけれど、あの当時の思い出は、私の胸の中で今も色褪せてませんラブ


私がフレンチカフェを辞める日に撮った写真。
わざと色褪せ加工されてます(笑)
当時25歳。
カフェの名前はカフェ・アポリネール、またの名をカフェ・デ・プレ六本木と言いました照れ




今日のcafe miyako のメニューはこれだけでした。