おはようございます!
前回、選択肢が多過ぎることが悩む原因のひとつではないかということで、いっそのこと、もう、ひとつしか道がないところまで追い込まれた方がいいんじゃないか?というようなことを書きました。
その続きを書こうとして、ふと、あることを思い出したので、書きます。
それは、東京に住んでいた頃。
ある時、いろんなことがうまくいかず、生まれて初めて絶望感を味わった時がありました。
それまで、自殺する人の気持ちがわからなかったのに、なんとなくわかるようになった。生きる、って辛いことなんだ…。
でも、暗い気持ちの中で考えてるうちに、人生の選択は大きく分けたら3つしかないんじゃないかと気付いたのです。
死ぬか。
生きるか。
死んでるみたいに生きるか。
この3つ以外に道は無い。
…で、私はやっぱりまだ死にたくないと思った。
じゃあ、生きるしかない。
どうせ生きるんだったら、死んでるみたいに生きたくないな。
じゃ、もう少し頑張ってみようか…
自然と気持ちが軽くなって、リスタートすることができました。
人生って、そうやって、選択肢を絞ってシンプルに考えればいいんだ、とその時思ったんです。
ホントはみんなに、生きる。を選んで欲しいけど、これは、どれを選ぶかはその人の自由で、自分が本当はどうしたいのか、その心の声に従えばいいのだと思います。
…このことを思い出して、あ、やっぱり選択肢は少ない方が悩まないんだ!と改めて思ってしまいました。
で、タイトルの「ピンチはチャンス」の本当の意味、です。
私は今まで、ピンチはチャンスって、ピンチの時ほど学びがある、とか、努力してピンチを乗り越えられたら、成長できる・成功できる、みたいな意味だと思っていました。
それも間違いではないだろうだけど、いろんなことを経験する中で、「そっか、ピンチはチャンスってホントはこういうことか!」って思ったんですよね。
※これはあくまでも私個人の考えですので、もしかしたら一般的には違うかもしれません。
一見、ピンチに見えることが、実は幸せになる道へ繋がっていることがある。
例えば、リストラされたおかげで、思い切って起業することができた。
大きな病気や怪我をしたおかげで、それまでの仕事ができなくなり、本当に好きな仕事へシフトすることができた。
とか…。
もっと言うと、
ピンチに陥ったことで、それまで複数あった道(選択肢)がひとつしかなくなって、そこに行かざるを得なくなった。
でも、行ってみたら、そこは自分にピッタリの道だったり、前から行きたかった道だったり。
するわけです。
または、選択肢が全く無くなって本当に八方塞がりになった(ように見えた)りすることもあって、その場合、自分で新たな道を創り出すほか無くなるわけです。
ピンチのおかげで新しいアイデアが浮かぶとかもありますよね。
あと、ピンチのおかげで、変わらざるを得なくなった、つまり、変わるチャンスをもらった、という言い方もできます。
だから。
「ピンチはチャンス」ってホントだ!
と思うんですよ。
もし、ピンチが来なかったら、「ほんとはこういうことしたいんだよなぁ」「ほんとはこういうことしたくないんだよなぁ」とか思っていても、新しい道へ踏み出す勇気がなかったり、どの行き方を選んでいいかわからなかったりするから、そのまま、無難だけど悶々とした人生を送っていたかもしれない。
だって、新しいことを始めるのも怖いし勇気がいるけど、それまでやってきたことを変える(やめる)ことも予想以上に勇気がいるから。
このことに気付けたら、きっと、ピンチにも感謝できると思うし、むしろ、やった~!ラッキー!って思えばいいんじゃないかと。
ピンチを受け入れて、これはどういうチャンスなんだろう?と考えてみること。
これだけでだいぶ違うんじゃないかなぁと思っています。
試練、不幸、苦難、アクシデント……ピンチは全て、「そっちじゃないよ、こっちだよ」という、本来の方向へ背中を押す、神様からのサインなのかもしれません。
チャンスはピンチの顔してやってくる。
結果的に、ピンチのおかげで、いろんなことに気付かされる。
ピンチを乗り越える過程で、周りの人に感謝の気持ちを持てる。
でもやっぱり、ピンチはほどほどでお願いしたいですけどね(笑)。
長い文章、お読みいただきありがとうございました!
今、ピンチに陥って辛い思いをしている人に、少しでも参考になれば幸いです。