もう、日付が変わってしまいましたが、9月13日はHLCの8歳の誕生日でした☆
ここまで来れたのは、いつも、HLCをご愛顧していただいているみなさま、応援してくれているみなさま、そして、これまでの間、支えてくれたたくさんのみなさまのおかげです。
本当に本当にありがとうございます!!
今月は、これまでの歩みを振り返る企画展をHLCミニギャラリーで開催しています。
それと連動して、ハッピーカフェ通信でも「誕生秘話」をテーマに、エピソードを公開していますが、ブログでは、伝え切れなかったこと、私の思いを書いてみたいと思います。
8年前の9月13日は、7年間、願い続けた夢が叶ったものすごく嬉しい日!
・・・のはずなのですが、実は私にとっては、2度と戻りたくない日なのです(^^;)。
その辺のお話はリトルプレスに書いてあるので、割愛します(笑)。
そんなオープン日から遡ること7年、東京から帰郷直後にカフェ開業を決意した私。(この辺のこともリトルプレスをご覧下さい)
長年、飲食業界で働いていたものの、 特に料理の修行はしたことがなく、そんな学校も出ていない私。
お菓子やパンが作れるわけでもない。かといって、接客のプロフェッショナルかといったらそういうわけでもなく、経営の勉強をしたことも、店長などのリーダー経験もなし。
インテリアのセンスがすごくいいとか、デザインができるとか、そういうこともなく。
学歴は高卒(専門学校中退)、特別な資格も無し。
しかも、お金も人脈も無し。
そこからのスタートだったのです。
それまで、いろんなお店を転々として、フリーターだった私は、特別優れた何かがあるわけでもない、何をしても中途半端だと感じていました。
スペシャリストでは絶対に無い。
そんな自分が、カフェを開く。
それも車や人があまり通らない、こんなわかりにくい場所に。
まだカフェ文化も浸透していなかったこの地域に。
大きな借入をするため、長く続けていかないといけないし、そもそも、続けたい。
そんながけっぷちの中の無謀な挑戦。
こんな私が、どうやったらその夢を実現できるのか、真剣に考えました。
出した答えは、「中途半端を生かす」ということでした。
いろんな業種、いろんな規模のお店を経験してきて、いろんなやり方を知っていたし、カフェ巡りなどでお店もたくさん見ていたので、それらのいいとこ取りをしていきながら、構想を練りました。
「中途半端を生かす」という発想は普通はしないと思うから、逆にそれをうまくできたら・・・という思いもありました。
お店の売りとしては、「居心地の良さ、雰囲気、空気感」にしたい!
私の中にあるこれはきっと、私にしか表現できないだろうし、こういう目に見えないものは簡単に比べられないものだと思ったのです。
言い方を変えると、スペシャリストではなかったから、こういう部分、総合的な評価で見てもらおう、と思ったのかもしれません。
それにしても、運転資金ゼロ(※絶対に真似しないで下さい!)で、こんな挑戦をして、奇跡的に続けてこれた私は本当に運がいいと思います。
そのおかげで、中途半端がずっとコンプレックスだったけれど、そう思わなくなりました。
私は、飲食店経営の厳しさもよくわかっているので、人にはおすすめしませんが、こんな一見無理と思うような状況からでも、諦めなければ、夢を叶えることができる、ということはお伝えできてるのかなと思っています。
こんな思いがあるから、「居心地がいい」とか、「ハッピーな気分になれる」とか言っていただけるのが、一番嬉しいのです。
実は今、右腕として支えてくれているつかさちゃんも、そこが気に入ってくれて、働きたいと思ってくれたらしいのですが、その時に、この空気感を壊したくない、自分が入ることで壊れたら嫌だな、と思ったそうです。
これを聞いたときは、本当に嬉しかったです☆
入社試験だとしたら、満点ですね!私は幸せ者です。
・・・・長くなりすぎました。すみません。
この特別企画は、気まぐれに次回に続きます(笑)。