ブログを読んでいただいてるみなさま、いつもありがとうございます。
今日は、お知らせではなくて、今の私の本音を告白させてください。


HLCは9月13日で実店舗オープン8周年を迎えます。
その2年前の7月に、イベントでの出張カフェとしてHLCはスタートしたので、創立10周年を迎えたことになります。
10年は大きな区切り。短かったような気もしますが、やっぱり長く濃かった年月です。
そんな節目に、私自身、いろいろなことが重なって、これまでを振り返り、自分もお店もじっくり見つめなおす機会を得ました。


これまでも、いろんなことにチャレンジしてきましたし、小さな変化はたくさんしてきて、ピンチも幾度となく経験して、その度に私もお店も成長してきたつもりです。
正直、私は、そんなに強い方ではないので、落ち込む時はすぐ落ち込むし、その度に周りの人に甘えて助けてもらってきたと思います。
それでまた立ち直って、また落ちて・・・というようなことを繰り返してきて。
最近はその中でも、一番大きな転機となる谷間を経験したんじゃないかと・・・。


昨年後半の忙しい時期を上回るバタバタな数ヶ月が6月半ばまであり、その間、ありがたいことにいろんなメディアで取り上げていただきました。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ・・・。
本当に嬉しかったのですが、HLCにも私にも、注目していただけるほど、私はプレッシャーを感じて何だか申し訳ない気持ちになったり・・・。
それに、いろんなことをやりすぎて、キャパオーバーになっていて、心身ともに、充実感よりも疲れが大きくなっていました。
そんな中、あることがきっかけで自己嫌悪に陥り、自分に自信がなくなって、これではダメだ、抜け出さなきゃ、と思うのになかなか抜け出せない暗闇でもがいているような感じに。


ですが、そのおかげで、じっくり自分と向き合うことができたのかもしれません。
自分の欠点、苦手なこと、得意なこと。
本当に私がやりたいこと、行きたい場所についてもよく考えました。
そしてつい最近、ようやくはっきりしたのです!


これは自分の魂が教えてくれるというか、やっぱりワクワクすることが本当にやりたいこと、好きなことなんだと思います。

その人が一番輝けるのは、やっぱりそういうことをしている時。
その方向へ行くにはタイミングや準備が必要なこともあるけれど、ようやくそれが整ってきたのでしょうか。
リスクもあるし、怖いとも思うけど、この魂が教えてくれる感覚はたぶん、間違いないのです。


思えば、HLCを始める時もそうだった。
かなり無謀ともいえる挑戦を、背水の陣で、大きなリスクと覚悟で始めたのですが、何とかここまで来ることができた。
当初の私の目的はほぼ達成されて、今では、この地域でもカフェはたくさんの人の日常生活に浸透しています。
カフェでのイベントももう珍しいものではなくなりました。


HLCも、たくさんの方に応援していただき、もう6年以上一緒に頑張ってくれているスタッフも、私のやりたいことをサポートしてくれます。
これは本当に幸せなことだと思います。


ここで、私はもう一度、8年前のような気持ちで、私の本当に行きたい場所へ向けて新たなスタートを切ろうと思います。
まだ、何もお知らせはできませんが、これから少しずつ(時には一気に)変化していきますので、どうか、温かく見守っていただければ幸いです。
中には、当初の予定と変わる部分もありますが、お許し下さい。
細かいことについては、また日を改めて・・・。


お店の経営者として、こういう心情を暴露するのはいけないことなのかもしれません。
批判される方もいらっしゃるかもしれませんが、誤解を恐れずに言えば、私は「経営者」になりたいわけではないのです。
じゃあ、何になりたいのか、と言うと今はまだ適切な言葉が見つからないのですが(^^;)


ただ、経営者としての自分と、ひとりの独身女性としての自分、両方がいて、悩みや葛藤を抱えてきた私は、同じような年齢の頑張っている女性が周りに多いので、種類は違ってもきっと似たような思いを抱えている人も多いんじゃないかと思ったのです。
そんな人たちに、少しでも役に立てたら嬉しい。
miyakoさんもそんな風に落ち込むんだ、でもあきらめないで頑張ってるな、私も頑張ろう・・・そんなことを思ってくれる人が1人でもいれば、しあわせです。


今、世間では暗いニュースも多いし、将来には不安もいっぱい。
それでも、常に希望は持ち続けましょう。
人生は、いつだってやり直しできるし、チャンスはある。


どんなに自己嫌悪になって落ち込んでも、本当に好きなこと、得意なことで自信を取り戻せば、ダメな部分を直そうとする気力も出てくる。
ダメージを受けたこと(トラウマになってることなんかも)は、同じ分野で克服するしか、それを乗り越えるすべは無いと思うけど、それに再びチャレンジする気力は、やっぱり自分が一番自分らしく能力を発揮できることで取り戻せるのかもしれません。


そして、どん底の状況でも、「もうすぐ抜けられる」という予感を持つこと。
不思議なことに、そう思うとまもなく、ほんとに抜けられるんですね。


またいつか、落ち込むこともあるでしょう。
でもきっと、全く同じじゃない。少しずつ、成長してるはず。そう信じています。


最後に、最近読み直して感銘を受けた本の中で、特に心に落ちてきた文章を紹介します。


「世の中が必要とすることを自分に求めるのではなく、自分を生かすことを求めてください。

そして、ひたすらそれを追求するのです。

なぜなら、世の中が必要としているのは、生き生きとした人々だからです。 (ハロルド・ホイットマン)」


  ~頑張るのをやめると、豊かさはやってくる(アラン・コーエン著 本田健訳)より~


*長い長い文章、最後まで読んでくださってありがとうございました。