〔一日遅れの発行です。すみません〕

「蟄」は土中で巣ごもりしている虫、「啓」は開くという意味があります。

寒い冬の間に地中に潜んでいた虫や蛇、蛙などが、暖かさに誘われて穴から出てくることをさします。

二十四節気・啓蟄の初侯で、七十二侯の7番目です。3月20日まで。

 

啓蟄の

 ミミズ蛙や

  鍬乱る

 

畑を耕すときには、注意が必要です。

 

Keichitsu 啓蟄「Insects Awakening」“Insects come out of hibernation.”

〔insect;昆虫 awake;目がさめる come out;出る hibernation;冬眠〕March 6-20

 

春の節気は三つに分かれます。

初春:立春(2月4日)・雨水(うすい2月19日)

仲春:【啓蟄】(3月6日)・春分(3月21日)

もう仲春に入りました。

晩春:清明(せいめい 4月5日)・穀雨(こくう 4月20日)

 

…………………………………………………

 

七十二候の【蟄虫啓戸】に入ります。

「すごもりのむしとをひらく」と読みます。冬眠していた生き物たちが、穴から出てくるようすが「戸を開く」です。

3月10日まで。

 

さくねんの七十二侯【蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ 9月28日)に対応しています。

 

蟄虫啓戸 「Sugomori mushi to o hiraku」“Hibernating insects surface.”

〔hibernating;冬眠中の surface;浮上する 現れる〕 March 6-10

 

…………………………………………………

 

先日、長浜まで1時間ほどのドライブをしまた。

 

湖北 長浜 盆梅の

 四百年の

  不老の紅が

 

 

「不老」の写真です。古木ですが、花はみずみずしくて生命を感じました。

 

琵琶湖のほとりの草庵にて

時を生きる旅人