梅雨明けは記録的に早く、27日に関東甲信、東海、九州南部で。28日に近畿をはじめほかの地区でも。
記録的な暑さが続いています。NHKの気象予報士の南さんが6下旬としては「過去100年で最も高い平均気温」になりそうだ、と解説していました。熱中症にご注意ください。

今日から旧暦の【水無月(みなづき)】です。
旧暦六月のことをいいます。新暦では、六月下旬から八月上旬にあたります。7月28日まで。
きょうは一日(朔日・さくび・ついたち)で新月(New Moon)です。
月は太陽といっしょに昇り、日の入りのころ同時に沈むので見えません。大潮です。
蟹座の新月:手書きの言葉。胸からきこえる音に耳を澄ます。

酷暑の六月を「みなづき」とする理由には、諸説があります。
田植えもすみ「田に水を引く月」「水張り月」「水月(みなづき)」となったという説。
大きな農作業をすべてしつくした「皆仕尽(みなしつき)」「皆尽月(みなつき)」の略からという説。
梅雨が明けて水が枯れる「水の無い月」との説も。万葉集には、日照り続きの水不足しがちな月と詠まれています。
実感的にいえば「水の月」は梅雨まで、明ければ「水の無い月」がいいのかな。

June 水無月 Minazuki 「Last Summer」
Month of no water.
The month lacks water after the rainy season.
There isn't much water after the rainy season.
調べた英文は二つとも「水がない」と解釈しています。
「水の月」とすると、こうなるでしょうか。
There is a lot of water in the rainy season.
〔last Summer;晩夏 lack;欠いている〕 June29-July28

旧暦の夏は、卯月(5月1日~) 皐月(さつき 5月30日~) 【水無月】(みなづき 6月29日~) の

三か月です。


◇水無月の主な別名
晩夏(ばんか):「夏の最後の月」。
季夏(きか):「季」は終わりを意味し、「夏の終わり」。
水張月(みずはりづき):田んぼに水を張る月。
青水無月(あおみなづき):青葉の生い茂る月。
常夏月(とこなつづき):常夏の花(撫子の花)が咲く月。
風待月(かぜまちづき):暑くなってきて風が待ちどおしい月。
蝉羽月(せみのはづき):蝉の羽のような薄い衣を着る月。
鳴神月・鳴雷月(なるかみづき):雷鳴が多い月。


◇食の旬
青唐辛子(あおとおがらし)・明日葉(あしがば)・隠元豆(いんげん)・枝豆(えだまめ)・陸蓮根(おくら)・南瓜(かぼちゃ)・木耳(きくらげ)・胡瓜(きゅうり)・獅子唐辛子(ししとう)・紫蘇、大葉(しそ、おおば)・新生姜(しんしょうが)・ズッキーニ(zucchini)・蔓紫(つるむらさき)・冬瓜(とうがん)・玉蜀黍
(とうもろこし)・トマト(tomato)・茄子(なす)・苦瓜(にがうり、ゴーヤ)・大蒜(にんにく)・葉生姜、谷中生姜(はしょうが、やなかしょうが)・パブリカ(paprika)・ピーマン(piment)・茗荷、花茗荷(みょうが.はなみょうが)・モロヘイヤ(mulkuhiyya)・辣韭(らっきょう)・レタス(lettuce)

杏(あんず)・無花果(いちじく)・梅(うめ)・キウイ(kiwi fruit)・桜桃(さくらんぼ)・西瓜(すいか)・パイナップル(pineapple)・葡萄.マスカット(ぶどう、muscat)・マンゴー(mango)・メロン(melon)・桃(もも)・柚子(ゆず)

鯵(アジ)・穴子(アナゴ)・鮎(アユ)・疣鯛(イボダイ、イボダイ)・鰯(イワシ)・鰻(ウナギ)・梶木鮪(カジキマグロ)・梭魚(カマス)・皮剥(カワハギ)・間八(カンパチ)・鱚(キス)鱸(スズキ)・太刀魚
(タチウオ)・泥鰌(ドジョウ)・飛魚(トビウオ)・鱧(ハモ)

鮑(アワビ)・障泥烏賊(アオリイカ)・鯣烏賊(スルメイカ)・雲丹(ウニ)・車海老(クルマエビ)・毛蟹(ケガニ)・昆布(コンブ)・栄螺(サザエ)・蜆(シジミ)・鳥貝(トリガイ)・海鞘(ホヤ)・真蛸(マダコ)


◇5月に咲く花(趣味の園芸より)
人気1~10位
ポーチュラカ・アガパンサス・ネジバナ・マリーゴールド・ペンタス・ルドベキア・朝顔・向日葵(ヒマワリ)・ノウゼンカズラ・トケイソウ、パッションフルーツ

人気11~20位
ラベンダー・ハイビスカス・木槿(ムクゲ)・百合・ジニア・梔子(クチナシ)・セイヨウニンジンボク・デュランタ・エキナセア・ブルメリア




写真は「天空ツアー」で行った海岸の夕暮れです。
〔佐渡島にて。2022/06/11〕

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて