前回の続きです。



心理学の用語に

Doing...Having...Beingがあります。



 Doing=行為。


Having=持ち物。行為によって獲得したもの、、収入や財産、名声、学歴、業績、など。


Being=存在そのもの




私たちが学校や社会で評価されているのは、ほとんどが、DoingとHavingです。


私たちは人生の大半の時間をDoingやHavingやに費やし、DoingやHavingを追い求める人生を送っていると言われています。



「〇〇をしているから偉い」

「〇〇大学に合格したからすごい人だ」

「仕事で成功したから立派だ」

「○○の才能があるから素晴らしい」等など



お子さんが不登校の場合なら

「学校に行けたから偉い」

「学校に行けなかったけど、お手伝いができたから素晴らしい」

「規則正しい生活をしているから偉い」

「学校に行けていないけれど勉強はできているから素晴らしい」等など。

これらはDoingレベルでお子さんを評価しています。



実は、、、

人はDoingやHavingを重視して

Beingを軽視していると、、、

HavingやDoingを手に入れても、何か虚しく、ピースが埋まる感覚を持てなくなったり、、、常にDoingやHavingを追い求めつづけることになり、それらに依存してしまう。次第に不安になったり心が不安定になっていきます。




私は心理学を学ぶまで、

Beingを受け入れていくという概念を

持っていなかったんです。

いつもDoingやHavingを求めていたし、

それらを評価してきたので衝撃でした。



「自己受容」というのは、自分の存在そのものを、Beingを受け入れるということです。自分が良い仕事をしたから、その自分を肯定したり、または、自分は大失敗したから、そんな自分を否定したり、そういったDoingレベルで自分を肯定したり否定したりするのではなく、良い仕事をしたときも、失敗をしたときも、自分は自分で変わりない。その自分の存在を等身大そのままに受け入れていくことが「自己受容」なのです。


自己受容ができるようになると

自己肯定感が上がっていきます。

存在そのものを受容した自己肯定感は

上ったレベルからは

下がりません

(これも衝撃だったなあ)




自己受容とは?

ありのままの自分を受け入れるには

具体的にはどうすればよいのでしょうか?


①自分の感情気づく

②感情を評価することなく受け入れる。

※ネガティブな感情であっても否定することなく許可して受け入れます。

 ああ、○○を情けないと思っているんだね。

 そっか、それは悲しいね。。。

 悲しんでいいからね。等など。



これ↑を繰り返すことで

受容的なインナーペアレント(見つめる自分)が育ってきますので心の器が育ちます。

どんな情けない自分でも

どんな悲しく惨めな自分でも

それが等身大の自分なんだと

受け入れることが出来るのです。

このように

自己受容ができるようになれば

比例して他者受容ができるように

なります。


そして、

自分は自分、他者は他者と

どちらも尊重できるようになり

自分と他者の境界線を引けるように

なります。

他者の課題に介入しない。

また、自分の課題に他者を介入させない。


それから、

他者と比較することもなくなり

優越感や劣等感を抱くことがなくなってきます。



自己受容って本当にスゴイんです。。(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)



私の場合、、

自己受容することで

私の心の器が育ち、

娘がネガティブ発言をしても 

そっか、娘は○○と感じでいるんだねと

ありのままの娘の感情を受け入れることが出来るようになってきました。

他者受容が出来るようになってきたんです。



娘が大泣きしてネガティブ発言をした時は娘の話を聞いて、、、

そっか、自分が否定されていると感じて、悲しいんだね。それで辛いんだね。

感情に良いも悪いもないからね。

悲しんでもいいよ。

自分の気持ちを大切にして自分の気持ちを優先してもいいからね。

と、娘に伝えることができるようになってきました





子どもは母親、または母親的な存在から、受容的な対応を受けることで

子ども自身のインナーペアレントが受容的に育っていきます。



もし、お子さんがネガティブ発言をした時にお母さんの心がザワザワして落ちつかないならば、、、、(これは私でした)

まずはお母さん自身を受け入れてお母さんの受容的なインナーペアレント、心の器を育てることが重要です。

お母さん自身の心の器を育ててから

次にお子さんの感情をありのままに受け入れる。

この順番が大事なのです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)


結果としてお子さんはお母さんから受容的なインナーペアレントを取り込みお子さんの心の器が成長していき、自己受容ができるようになり自己肯定感が上がっていくという仕組みだそうです。。

 


当初の私は自分の心の器がとても小さくて

娘のネガティブ発言を受け入れることが出来なくて、娘の発言を否定してきました。 (無意識です)


そりゃそうか。私はずっとネガティブな感情はダメだと否定して蓋をして奥底に沈めてきたんです。自分の感情を全く受容してこなかったのです。

たがら娘のネガティブ発言も

受けいれられなかったんですね。

納得です。



怖がる娘に、

怖いと思うから怖いんだよ。怖くない。怖くない。と怖いと感じている娘の気持ちを否定したり、

いつまでも怖がっていたら駄目なんだよ、と善悪で評価したり、、、


情けないという娘に

情けなくないよ。○○できるようになってすごいよ。

Doingレベルで評価して、情けないと

感じでいる娘の気持ちに寄り添えていなかったり。。。ガーン


娘のありのままの感情に

全く寄り添えてなかったんです。




心理学を学んでわかったこと_φ(・_・

このような場合は、

まずは、お母さん....私自身の感情を受け入れる。

私は、自分と対話してみます。


娘の発言にザワザワするんだね?

どうしてザワザワするのかな?と

自分に問いかけてみるんです。


娘のネガティブ発言を聞くと、

またふりだしに戻るようで怖いんだよね。


そっか怖いんだね。

またふりだしに戻ると思うと怖いよね。

怖いって思ってもいいからね。

怖がる自分を許します。


また、

娘のネガティブ発言にどう対応すればいいのかわからずに、私の対応で更に娘を傷つけることが怖かった。 

いつも失敗を恐れて正解を探していた。。

私の対応次第で悪化させることがあるかもと恐れていたんです。


私は、失敗が怖いんだね〜

失敗することが今の私では

受け止められないくらいに

怖いんだね〜

怖がってもいいよ〜



それにね、

積み重ねてきた努力が無意味に感じて

虚しかった。悲しかった。

そっか、無意味に感じて虚しかったし、

悲しかったんだね。


虚しいって思っても悲しいって思っても

いいからね。許します(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)



静かな環境下で

ノートに書いていると

感情を見つけやすいです(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

他には身体を動かしているとき

リラックスしてる入浴中や寝る前など

見つけやすいと言われてます。



このように

自分の感情に寄り添っていると

怖い気持ちや虚しい気持ち、悲しい気持ち、ネガティブな感情が徐々に解放され軽減してきます。


徐々に、、、

私にも

受容的なインナーペアレントが育ち始めて

心の器も育ち大きくなり

娘のネガティブな発言を受け入れることが出来るようになっていきました(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)



今では、

娘がネガティブ発言すると

娘の受容的なインナーペアレントを

育てるチャンスが到来してる!

と、前向きに捉えている私がいます😁

娘のネガティブ発言を受け入れることが

あんなに怖かった私なのに、ね!

本当にびっくりです。



皆さんも

自己受容を、、、

Beingを意識することや、

自分の感情を知ること、から

始めてみませんか?



☆☆☆

参考にさせてもらってます

野口嘉則さんの著者やvoice

instagramやYouTube等など


私はvoice がおすすめです。

 えー!スペシャルなHavingを獲得したら

幸せな人生を実現する上ではハンディになるケースが多いなんて〜衝撃です😱


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