私の子供がまだ現役ドッジボーラーだったころ

当時大学生でコーチしてくれてた彼にむけて

せっせとブログ書いてたのよ。

クチでは言えなくて、でも伝えたくて。

 

これは2008年02月08日に書いたブログの転記です。

 

読み返して感じたこと・・・

昔から私は自分に言い聞かせるために書いてるのかもな。

 

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W.T.ガルウェイという人が書いた「インナーテニス 心で打つ」
という本に出会いました。

簡単に要約すると・・・
 

教えないコーチングについて書かれています。

人は、物事をうまくやろうとすると
理論的に「ああしよう、こうしよう」と思います。
例えば、ドッジで考えると

膝から下を狙われたらとるのが難しいから
膝から下を狙うんだ!と理屈ではわかっていても
そこを狙おうとすると手前でバウンドしちゃってカットされちゃう。
じゃ、もう少し遠くを狙ってみようと思って意識すると
今度はナイスコースに投げて簡単にキャッチされてしまった。

みたいな感じ。

もっと膝を曲げて投げるんだよ

とか、

腕は真上から投げるんだよ

とか、

様々な指示や結果からのフィードバック、
それらのことを理論的に伝えようとすればするほど
選手は頭で考えてしまって体が動かなくなる・・・

いや、指示が悪いと言ってるのではありません。

W.T.ガルウェイ氏が選手に意識させたことは、
「ボールの縫い目をみる」でした。
ボールを見る、ではなく、ボールの縫い目を見る。です。

これを意識するようになって、選手は早い時期からボールに集中して
目の前までじっくり見るようになります。
縫い目を見ることに集中するので余計なことを考えなくなります。
縫い目に意識を集中するとボールが大きく見えるようになるそうです。

次ぎに意識させたことは
「ラケットがどこにあるかを意識する」

自分で意識するようになると
ラケットをもっと早く引いて打つ!
とか
ラケットの面をボールに対してどう当てる!
とか
意図的に直そうとしなくても
自然と悪い部分が治っていく、んだそうです。

この、教えないコーチングっつーのは
テニスだけにとどまらず、ゴルフとかビジネスにも活用できる・・・
ンだそうですが

私は従来の
選手に常に寄り添って、
時には厳しく、
時には優しく励ましながら、
手取り足取り正しい技術を教えこむ・・・っつーコーチングもスキです。
 
でも、もし行き詰まった感があるなら
こういうことを意識してみるのもよいのかも。
 
ちなみに
コーチっていうのは「馬車」のことで
「目的地に連れて行く」って言う意味合いがあるそうですね。