病院で死にたくない

母のその一言で、私たち姉妹は
家で看取ることについて調べ始めた。

母は比較的大きな病院である市民病院で大腸癌の手術をして、その後の血圧管理も含めて月に一回受診している。

そこで再発が見つかったのが9月の頭のこと。


まず、ケアマネさんに相談してみた。

母の再発のこと
進行具合からいって手術は難しいこと
在宅で看取りたいこと

話してるうちに涙がポロポロ
ケアマネさんも泣いていた

訪問看護師さんを決めること
往診してくれる医師を探すこと
今後、かかりであろう大まかな費用

について説明を受けた。

月に二回の往診で、負担額は7,000円程度ださうだ。
ただし薬代は別。

往診は動けなくなってからの話で、それまでは通院をすることになる。

私の最初の疑問は、どの段階で市民病院から地域の個人病院に移るのか、だった。
二ヶ所通院してもよいのだろうか?

市民病院は、担当医が月曜と木曜しかいない。
とーーっても長く待たないとならない。
家からまそんなに近くない(といっても遠くもない。車で15分はかからない程度)

ある日、食事も水分も全くとれない日があった。
週明けに通院の予定だったが、少し早めに行くことにした。
木曜だったにも関わらず担当医は研修でおやすみ。
別の医師の診察で母を見るなり血液検査のあと点滴の指示。

食事がとれないなら、来週も点滴しにおいで

と言われたの。

でも、かなり待つので体力的に厳しいので、近所の医者にいってもいいか聞くと、掛かり付けがあるならそこにいってもいいよと、簡単な返事。

やったー。
母も疲れずにすむ、と、翌週訪れてみると、

市民病院で診察中の患者を私が見るわけにはいかない
それに、点滴をすると、水分過剰でむくんだり、腹水がたまるからおすすめはできない

とかなんとか、まあ、当たり前と言えば当たり前なんだけど

言い方がきつくて
かなり凹んだわ。

でも、口から食べた方がよい、というメッセージは耳が遠い母にも伝わり、それ以来頑張って食べるようになったから怪我の功名かな。

その後、市民病院に連絡表を書いてもらい、晴れて転院となったので一安心。

費用の話に戻るが

訪問看護師さんは、病状によって加算される金額が違う。
うちの母の場合、月に5回来てもらって、3,497円。←加算金がなければ2,413円。
ベッドのレンタルが1,500円。

現在は、月に4,997円、介護保険を利用させてもらってる。

ちなみに一割負担なので、実際にかかる金額はこの10倍です。