こんにちは。
今日は、献血について書きたいと思います。
日本でできるボランティア活動の中で認知度も高く
ポピュラーな献血ですが、実際どういう仕組みなのかを知らない方も多いと思います。
私自身、今ではリピーターですが初めて行く時は少し勇気が要りました。
「痛みは?」「所要時間は?」「手順は?」…
献血未経験の方が少しでも行きやすくなるよう、
これらの不安を少しでも減らせるよう、
私が過去の献血活動を通じて感じた事を元に、
感想やパンフレットには無い細かな情報を交えながら書きたいと思います。
※タイプミスにより誤った情報を発信するわけには
いかないので、重要な部分は献血ルームで頂いた
資料を中心に書きます。
〈献血の種類〉
献血は全部で4種類あります。
全血献血→200ml・400ml
成分献血→血しょう献血・血小板献血
全血献血は、血液の成分をまるごと献血する方法。
成分献血は、血液の中から血しょうや血小板等の特定の成分を採取し、それ以外の血液を体内に戻す方法。
〈採血基準〉
全血献血 200ml / 400ml
男性 16歳〜 45キロ以上 / 17歳〜 50キロ以上
女性 16歳〜 40キロ以上 / 18歳〜 50キロ以上
成分献血 血しょう / 血小板
男性 18歳〜 45キロ以上 / 18歳〜 45キロ以上
女性 18歳〜 40キロ以上 / 18歳〜 40キロ以上
年間総献血量 男性/ 女性
全血献血 1200mlまで / 800mlまで
成分献血 血小板献血を2回で1回と換算して
血しょう献血と合わせて24回まで
年齢・体重以外にも、血色素量や血圧・血小板数など実際に献血ルーム等に出向き、事前採血(※1)してみないとわからない情報もあります。
※1後ほど詳しく書きます。
さらには、それらの条件を満たしていても献血できない場合があります。
無責任な善意ほど不必要なものはない。
提供する血液が健康でないと、
さらには、提供したドナーの安全が確保できないと
献血の意味がないですよね。
〈初回受付から採血終了まで〉
初回の方はまず、受付にその旨を伝え10分ほどの説明を聞きます。
献血における注意事項や、個人情報の扱い方、献血カード作成のための資料記入など。
※顔写真付きの身分証と保険証を持っておくと◎
ここから先は、初回の方もリピーターも同じです。
受付でまずタッチパネルで2〜3分の質問に答えます。
質問内容は、採血基準の際に貼った画像に書いてある事に関して「はい・いいえ」で答える感じです。
5〜15分程の待ち時間を経て事前検診があります。
血圧を測り、腕に疲れが溜まっていないかの確認。
その後、事前採血をします。(少量の採血)
この事前採血で、血小板数や血色素数・ヘモグロビン量等を事前判定し、問題なければ本採血となります。
※事前採血で刺す針はすごく細いので、私の場合痛みは少ない上、少しすれば無くなります。(指先を切った時の方が断然痛い)
(ここまでで、初回の方だと早くて20分ほど。
リピーターで最短10分ぐらい。)
ここで選手入場。
「◯◯さ〜ん」ベッドに呼ばれ本採血です。
初めはびっくりしますが、ベッドはリクライニング式で、左右に見た事もない採血の機械があります。
私が今まで行った3箇所の献血ルームでは、どこも20台〜30台のベッドがズラッと並んでます。
(何も知らない初回はほんと怖かったw)
白い天使(看護師さん)に案内され、所定のベッドに寝ると天使の微笑みで針をぶっ刺してきます。
正直言って、本採血の針は少し痛め。
「チクッ」と言うよりか「プスッ」って感じ。
それでも、痛いだけで、筋肉注射のような異物侵入感がないので、私は大丈夫。未だに顔をしかめますがw
ここまで来れば後は、採血終了の合図を待つだけ。
ちなみに、本採血の間はテレビを見たり雑誌・本を読んだりもできます。(採血側の腕は使えませんが。)
全血献血で200mlだと5〜10分
400mlだと10〜20分
成分献血だと採血量が個人で違うため45〜90分
献血の後は、献血の種類に関係なく30分程は待合室で休憩。
大体の流れはここで終了です。
献血ルームに入れば、最大で2時間ほど無料で居座れて且つ炭酸・ココア・お水・その他ソフトドリンクが飲み放題なわけです。
雑誌も揃っていて、漫画も少し置いてあります。
(献血ルームによりますが。)
電気代の節約がてら献血ルームに来て見てはいかがでしょうか。(勿論、献血は必須です。笑)
最後に、献血する理由は何でもいいと思います。
冷暖房費節約でもいい、献血したよって自慢したいでもいい、ジュースとお菓子もらうぞ!でもいい。
大事なのは、献血する事だと思います。
動かぬ善より動く偽善
善意と言うのは受け取る側のためにあるのだから、
それに至った過程は関係ないんじゃないかなと。
そして、献血したという善意を讃えるのと同時に
献血する自由と献血しない自由
どちらも尊重すべきだと思います。
献血することは正しいけど、
献血しない事が間違っているわけではない。
痛みがすごく苦手で献血出来ないという人が、
周りの意見に左右されて肩身の狭い、窮屈な思いをするような事はあってはならないし、献血活動がそういう風に浸透するのは間違っていると思います。
長くなりましたが、このブログを読んだ方が、
少しでも献血を身近に感じたり、献血に関する知識が増えたりする事で「献血行ってみようかな」そんな風に思ってくだされば良いなと思っております。
次の記事で、献血活動には直接必要ないけど
知っておくと便利・お得な情報を画像付きで書きたいなと思っております。
合わせてそちらの投稿も読んで頂けると嬉しいです😄